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【#150_実践メモ】 強いファミリービジネス企業の共通点とは何か?~ミラー & ブレトン=ミラー(2005)『同族経営はなぜ強いのか?』 からの学び_vol.01
カナダ・HECモントリオール教授/ アルバータ大学研究教授 ダニー・ミラー氏とアルバータ大学アントレプレナーシップ・同族経営センター主任研究員 イザベル・ル・ブレトン=ミラー氏(役職はともに本書出版当時)は、)『同族経営はなぜ強いのか?』の中で、米国、カナダ、ヨーロッパの比較的規模が大きく、成功しているファミリービジネス企業、40数社を分析しています(買った時より、すごいプレミアがついて、高くなっていますね!?)。
分析を進める中で、競争力の源泉となっている共通の特徴が見えてきました。それらを「4C」というフレームワークで整理しています。
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実際には、4Cの各要素は、それぞれの企業が採用している戦略との組み合わせで、特に強調される要素とそうではないものがあるようですが、どの企業もこの4Cの要素は基盤として持ち合わせていたとのことでした。
一歩引いて、これらの要素を見てみると、
事業承継を通じた永続的な事業の展開/ 基盤創りと、社内外のメンバーとの濃い人間関係、オーナー経営者だからこそ可能な迅速な意思決定
といった、ファミリービジネスの特徴が見えてきます。
ファミリー企業/ ノンファミリー企業を比べたとき、メリット・デメリットはそれぞれの裏返し的な所があります。
多様な株主がいるからこそ、ガバナンスが有効に機能する面もちろんあるかと思いますが、株主が短期的なリターンを求めるがあまり、中長期的な成長への投資や育成ができないといった状況は、長い目で見ると、企業の競争力を奪っていくのかなとも感じます。
これらの4Cの要素は、ノンファミリー企業にとっても大事な要素だと思います。
ファミリー企業/ ノンファミリー企業の違いを強調するのではなく、それぞれから学び合えるコミュニティが育まれていくと、面白いかもしれませんね!
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