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【#146_研究・実践メモ】 何を守り、変えるのか?~クレイグ & ムーア(2019)『ビジネススクールで教えているファミリービジネス経営論』 第6章 からの学び vol.02

クレイグ & ムーア(2019)『ビジネススクールで教えているファミリービジネス経営論』 第6章は、「リーダーとしての役割」と題し、リーダーのラーニング(学習)プロセスについて、「4L」というフレームワークを下敷きに、それぞれのフェーズの重要なポイントが紹介されています。

最初のフェーズの、「L1:ビジネスを学ぶ」に続き、「L2:自社のビジネスを学ぶ」の紹介です。
重要だなと思う点を抜粋してみました。

ファミリービジネスでは、創業者の価値観や信念がいたるところに埋め込まれています。
ノン・ファミリービジネスでは、相対的に短期間でトップが変わるのと違い、ファミリービジネスでは、トップは、事業承継のタイミングになるまで30年間近く経営を担うので、影響力もさらに大きく、長期化します。

ファミリーが大事にする価値観から大きく逸脱すると、ハレーションが起きますが、社内外の環境変化に応じて、変えていく必要もでてきます。特に、その価値観をどう体現するかのHowの部分は、テクノロジーの深化や、世代間の働き方に対する価値観の違い等を考慮した上で、アップデートしていく必要があるのではと思いました。例えば、オートメーションや、DX、DE&I等々。

何を維持し、何を変えるのか。答えはその時々によって変わってくる部分もあるかと思います。その曖昧な領域をマネジメントすることが、経営なのだなと思います。

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