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【#145_研究・実践メモ】ファミリービジネスにおける経営者のラーニングプロセスとは?~クレイグ & ムーア(2019)『ビジネススクールで教えているファミリービジネス経営論』 第6章 からの学び vol.01
クレイグ & ムーア(2019)『ビジネススクールで教えているファミリービジネス経営論』では、学術的な先行研究に依拠しながらも、ストーリーを用いながら、わかりやすい平易な言葉で、ファミリービジネスの経営や事業承継に取り組む上での重要なポイントについて説明されています。
第6章は、「リーダーとしての役割」と題し、リーダーのラーニング(学習)プロセスについて、「4L」というフレームワークを下敷きに、それぞれのフェーズの重要なポイントが紹介されていました。
4Lフレームワークとは・・・
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という、4つのフェーズから成り立っています。
「L1:ビジネスを学ぶ」のパートで、印象に残った点としては・・・
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が、挙げられていました。
後継者候補が、”社内”でキャリアを積み上げるのか、”社外”で学びを得た上で、戻ってくるのか・・・一長一短ありますし、組織の置かれている状況によって、また取りうる選択肢も変わってくるのかと思います。
ただ、家業の業務や組織文化の”ユニークさ”をより深く感じるためにも、社外の組織で学びを得られる期間を持つことが、結果として、自社についての理解をより深めてくれる部分もあるかと思います。
家業のビジネスモデルを考えたときに、今後、中長期的な時間軸で求められるスキルや知識を外部で獲得した上で、戻ってくることができれば、社内になかった経営資源を持ち込むという意味で、より先代経営者とよい補完関係になりやすくなる部分もあるかと思います。
4Lフレームワークは、各フェーズで、大事な説明が多いので、noteでも、1つずつ整理していきたいなと思います!
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