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【#134_研究・実践メモ】 ファミリービジネス企業がもつ強みと弱みとは?~Hilburt-Davis & Dyer (2002) Counsulting to Family Business 第2章からの学び [後半]

第2章「”健全な”FBの特徴」の後半では、FBの強みや弱みの概要とそれらについての詳細な説明が記載されています。

概要は、表の形でまとめられていました。
冒頭で「強みと弱みはコインの表と裏」とも語られていました。
強みと弱みは、FBという形態(システム)が、本質的に持っている特徴だったりもしますので、意識しなければ、よくも悪くも、自然と、強く出てしまうのだと思います。

強みを最大限生かしつつ、弱みの発現を、仕組みとしてどうケアできるか? が重要ですね!



各項目の詳細な説明の中で、特に重要だと感じた文を抜粋すると・・・・

「文化」や「複雑性」についての記述が厚かったり、心理的な怖れや不安に関する観点からの記述が多いのが、組織開発的な知見をもった著者たちが書かれたからこそと伺えます。

「複雑性」と聞くとネガティブな印象を持ちやすいですが、様々な要素が交じり合う中から、新しいものが生まれてきます。スリーサークルの各円が重なる部分は、緊張も大きくなりますが、コンフリクトを怖れず、リソースとして活かすことができるように、向き合っていく”胆力”のようなものも、FBの経営者には求められるのだと思います。

引用されている論文が興味深いものばかりだったのですが、紹介内容が、少し抽象度が高かったので、引用元の論文も読んでみたいと思います。

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