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【研究メモ】大手同族企業の事業承継は、何が違うのか?”人の面”から見てみる~ハーバード・ビジネス・レビュー編 「大手同族会社に学ぶCEOの選び方」からの学び

ハーバード・ビジネス・レビュー編 「大手同族会社に学ぶCEOの選び方」からの学びです。

研究チームは、米国とカナダの大手同族会社58社について分析し、CEOの交代とその後の業績を分析しました。また、S&P1500のうち同じ業種・地域の[非・同族会社] 1,406社についても同族会社の事業承継についても、調査したとのことです。

大手同族会社と非同族会社との比較すると・・・・

人材の流動性が比較的低く、長い間一緒に過ごすことで、お互いの強みや課題、性格を認識しているからこそ、経営者の交代直後から、新しい体制を切りやすいという側面も、同族企業にはあると思います。

少し語られている文脈は異なるのですが「在任期間の長い取締役と短い取締役を混在させる」という考え方は、後継者も含めた取締役チーム全体の、社内からの信頼に関する総量を維持しやすく、社内が安定化しやすいのではとも考えています。

また、新しいリーダーに対する権限付与の捉え方も、日本と状況が異なる気がします。

日本の方が、就任直後から、ドライブをかけて、社内を変えていくという行動が取りにくい空気があるように感じます。

そこがどこから生まれてくるのか、引き続き、探求していきたいです。

また、インドのコングロマリット企業、マヒンドラ・グループの事例として、前執行会長 アナンド・マヒンドラへのインタビューが記載されていました。

後継者選定への取締役会の関与や、リーダー人材のパイプラインの整備、育成についてとても力を入れており、参考になります。

リーダーの右脳を刺激するというトレーニングも、昨今の、リベラルアーツを大事にする動きや、アート思考との繋がりも出てきて、面白いですね!
書籍が出るころ等、いつか後継者育成のプログラムにも関わってみたいなと思いました。

短い記事でしたが、学びが多かったです。

※本論文は、ミッキーが、紹介してくれました!
いつも気にかけてくださって、ありがとうございます^^
学び多き論文でした!

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