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【#148_実践メモ】 先代経営者が”手放す”ことに向き合わずに、事業承継は起こりえない~クレイグ & ムーア(2019)『ビジネススクールで教えているファミリービジネス経営論』 第6章 からの学び vol.04
クレイグ & ムーア(2019)『ビジネススクールで教えているファミリービジネス経営論』 第6章は、「リーダーとしての役割」と題し、リーダーのラーニング(学習)プロセスについて、「4L」というフレームワークを下敷きに、それぞれのフェーズの重要なポイントが紹介されています。
noteの整理も、「L1:ビジネスを学ぶ」・「L2:自社のビジネスを学ぶ」「L3:自社のビジネスを率いることを学ぶ」に続き、最後のステップである「L4:手放すことを学ぶ」まで来ました。
本節での重要だなと思った点を抜粋すると・・・
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改めて思うのは、ファミリービジネスの事業承継のプロセスは、現CEOが、そのプロセスを前に進めるぞ!と思わない限り、進めるのは難しいという構造的な難しさを抱えているという点です。
特に創業社長の場合、自身が築き上げた会社や立場を手放すことに対する恐れや不安はとてつもなく大きいと思います。
「会社の代表」という役割が、自らのアイデンティティとなり、それを失うことに対する拒否感が、事業承継のプロセスを計画し、前に進めることのブレーキになります。
そこをどう乗り越えていくのか? 現社長自身も、内省に取組み、自分の中にある恐れや不安に向き合いながら、準備を進めていく必要があります。 自分だと、とても一人ではそのプロセスを乗り切れないと思います。ファミリービジネスや家族療法に精通した、コーチや、アドバイザーを付け、セッションを進めていくことも一案です。
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