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猫のいる暮らし ―京都市まちねこ活動支援事業

私が京都へ引っ越してきたのは2022年2月のこと。
不動産屋めぐりもそれほどせずに、立地やサイズに惹かれてほぼ即決で決めたこの家を、今ではとても気に入っています。
今回は、その理由の一つである、可愛い猫たちに囲まれた幸せな暮らしについて、ちょこっと書いてみようと思います。

初めて猫の存在に気づいたのは、契約に向けた取り交わしが進みはじめ、あらためてもう一度家を見に行こうと敷地内を訪れた日のこと。
エントランスを通り抜ける際ふと見上げると、塀の上に猫がいることに気がつきました。
その時は、どこかの飼い猫かな、くらいにしか思ってなかったように思います。

その後、猫のことは忘れて引越しは進み、無事入居を終えた私は驚かされることとなります。
いつもどおりの帰り道が、なんだか猫だらけ。
数えると10匹程度の猫がエントランスに集まっていました。
その時の私はどういうことか分からず、猫だらけの土地で楽しいね、というくらいにしか思っていませんでしたが、別の日には猫たちが集まっていた理由がわかりました。

定期的に猫たちに餌を運んでいる活動員さんがいたのです。
実は今まできちんと調べたことは無かったのですが、記事を書くにあたり調べてみたところ、この取り組みは京都市のまちねこ活動によるものだと推察できました。

以下、京都市のホームページより抜粋。

「まちねこ活動」とは,地域に暮らす野良猫を,地域住民の理解と協力を得て,しっかりとルールを決めて地域で世話することで,野良猫に一代限りの命を全うさせながら,野良猫の数は減らしていく活動です。

京都市
https://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000189400.html

猫たちの耳は避妊去勢手術を終えた印にカットされています。

この活動のおかげで、うちの周りには猫がたくさん。
玄関を開けると数匹で待ち構え挨拶してくれることもあれば、庭から網戸越しに家を覗いてくれることもあります。

可愛くて仕方がないので家にも入れてあげたくなりますが、ノミが心配なのでご遠慮いただいています。
でも最近は寒いせいか入りたそうにしていることが増えました。

私は動物が大好きですが、自分で飼えるだけの経済力がありません。
そんななか、引っ越してきた家のまわりが、たまたま猫だらけで、毎日猫たちと楽しく暮らしていける土地だったことが本当に幸せです。

まち猫活動は、避妊去勢をした野良猫たちを見守り、野良猫を増やさない活動であるとのこと。
そのため、いつの日かこの家の周りからも猫たちが減っていくのかもしれません。
寂しく思ってしまいますが、不幸な猫を増やさないための取り組みをしてくれているのはとてもありがたいですね。

#猫のいるしあわせ

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