兄にレイプされた弟_001 【実話】

それから私は快楽の虜だった。
兄は度々私の股間を触ったり、舐めたり、摘んだり、噛んだりした。
前者二つは気持ちがよかったので私は心底待ち望んでいたが、それを期待して後者二つやそれに準ずる痛い事をされることも多かった。
その提供方法が巧みで、最初のうちこそ気持ちいい事ばかりしてきたが、次第には痛い事をされたり何もしてもらえない事の方が多くなっていた。
それに「気持ちいいこと」をしてもらうには代償があった。
兄の男性器を口淫させられるのだ。
当時の私には兄のそれは大きく、頬張ると口が一杯になった。
兄はこんなことを弟にさせる人間なので当然淫部も不潔だったのか、口淫させられる時は決まって尿の味がした。
時には恥垢がびっしりついていることもあった。それを綺麗になめとれという。
幼稚園児の私は兄の仕向けるままに、不潔な男性器をしゃぶった。
同性愛者や両性愛者でない男性で、男性器を咥えたことがある人はどれほどいるだろうか。
治安がいいとされるここ日本では少数派であることは間違い無いだろう。
この時点で、私の人生が絶対的に少数派であることが確定した。
兄が私の陰茎を舐め、そして自身の陰茎を私に舐めさせたこの時代から…。

兄は何故そんなことをしたか。
頭がおかしかったのではないだろうか。
いや今でもおかしいのかもしれない。
現に彼は今でもどうやら小児性愛者であるし、まともな恋愛経験はないように見える。

兄がそのように壊れてしまったのは狂った父親のせいがあるとは思うがーーーこいつについてはまた別のシリーズとして書くーーー私は同情するつもりなど毛頭ない。
可及的速やかに死んで欲しいと思っているし、地獄がもしあるならば堕ちて苦しんでほしい。
114514年くらい苦しんでほしい。
ホモは嫌いじゃないけど好きじゃないよ。
フィクション上のホモは別にどーだっていーけど現実に迫ってくるホモはみなしね。ノンケに強要ホモはしね。ほんとに。

閑話休題。
といってもこんなもの全て閑話かもしれない。
誰が実兄の陰茎の味に興味があるのだろう。

私はガソリンの味こそ知らないが、精液の味はよーーーーーーく知っているし肛門の酸味と苦味についても知っている。
それは私を絶対的に孤独にしているだけで、一つとしてプラスの作用を見せることはない。
そう、孤独。
圧倒的な疎外感。
「普通」「みんな」に対する隔たりだ。
それは世間一般からみた場合の「マイノリティ」対してすら感じることだ。

たとえば、女性の性被害は男性の性被害より一般的であり多数派だ。
女性の性被害は世間からも同情を引きやすいだろうが男性の性被害は「だからどうした」程度にしか見られないのではないかという思いがある。
レイプされた娘や妹の話であれば、本人が被害者面で訴えれば大方同情的に見られるだろうし大々的に取り上げられる印象がある。
これがレイプされた男となるとそうはいかない。
増して同性の兄弟となると輪をかけて少数派故に全く理解されないことだろう。
情報として、そういう体験をしたことがある人間があると知ることができても、想像も、実感を以っての共感も絶対にできやしないだろう。
私は常々孤独だった。
誰かに何かをいわれるたびに「でもお前は恵まれてるじゃん」という思いが心にあった。
実際彼らが無意識に前提としている普通が私の人生には圧倒的に欠如しているか壊れている。
どういうことか。
別に私に加害した家族は兄だけではないということだ。
私は彼らを戦犯と呼んでいる。

第一位戦犯はあのクソやろーだろう。遺伝子上の父親である。はやくしなねーかな。
第二位戦犯は弟にフェラを強要するゴミカス性犯罪者な兄だ。性犯罪として訴えたら私も不都合がありそうだからもう放置しかない。時効も成立してそうだし。
第三位戦犯は弟の心身に隙あれば暴力をふるい続けた傲慢で自己中で公平性に欠ける悪逆非道の姉だ。タイムスリップできるならこいつを傷害罪で訴えて然るべき罰を与えたいところ。
第四位戦犯は…いや、あの人は私達の為に身を粉にして頑張ってくれたし戦犯などとは呼びようはずもない。ただ、それでも…もう少し話を聞いてくれた…もう少し気がついてくれていたならば…もう少し論理的であったならば…いやそんなこと、今更言っても仕方ないんだ。

とまあこんな風に、私の人生を歪ませた戦犯は兄だけでなく父と姉も含まれる。
彼らから受けたオリジナリティ溢れる体験談を以てどうして友達がつくれよう。
勿論その様に試みた事はない。
平たく言ってしまえば、少数派すぎる特殊性や異常性は世の中に対する強い厭世観を育むのではないかということだ。
失礼、エキサイトした脱線を見せてしまった。
そろそろ語り足りない部分を補いたいが、一方で他に何か書くことがあっただろうか。まだ何かを忘れているような気がする。
期間についてだろうか。
とりあえずそれについて述べよう。

兄による弟への性的悪戯は、弟が中学に上がり明確に拒める様になる迄、実に7年間幾度となく行われた。
多分、兄が性的フラストレーションを抱えた際の吐口として利用してされていたということなのだが、先述した通り私がいくら兄に「ご奉仕」しても兄は報酬を寄越さないようになっていった。
そればかりか私の尻を使い口を使いさんざ好き勝手しておいて、自分が満足するとそれはまやかしで、お前の勘違いなのだとコケにしてこちらを気持ちよくさせる事は無くなっていった。
どういうことかと言うと、私の尻を使っておいて、自分が果てると奴は私のアルトリコーダーを取り出し、「お前の尻に挟まっていたのはこれだったんだよ。何を勘違いしてるんだ」といった風に、下卑た汚らしい笑いを見せるのだった。無論それは嘘っぱちである。やつは確実に弟の尻に肉棒を埋めて汚らしく吐精し、そしてその行動からわかるように汚れ切った心でそんなことを言ったに過ぎない。
そんなものは今更誤魔化しようのない苦し紛れと呼ぶのも憚られる恐ろしく愚鈍な誤魔化しにもなっていない行為なのだが、私はりタダ働き」をよくさせられていた。
こう書くと、まるで私が快楽欲しさに自ら進んで兄と汚らしい行為をしていたように思われるかもしれない。
しかしそれは違う。
兄は毎回私を巻き込んで来ていた。
兄が内緒にしろというので、この行為は内緒にしなきゃいけないんだと幼稚園生の私は思った。
そして小学生になり、いくらか学年が上がると私の理解も進み、気持ちが悪いという感情をいだくにいたった。
だからそれを拒んだ回数は数え切れない。
しかし所詮は小学生。7つ上の男性の怪力には敵わず、いつも半ば強制的にその行為ははじまるのだった。時には組み伏せられ、時には陰茎を掴まれ人質にされた。曰く「逃げようとしたら潰す」と。
そして兄は何かの拍子に本当にそんなことをするようなクソ野郎であった。
話が少し脱線するが彼は性的以外に暴力的で加害者だった。私を起こすように母に頼まれたのか、起こしにきたとき。私がすぐ起きないものだから、頭のおかしい彼は私の肩と頭を何度も殴った。そんなんばっかだ。
あるときは枕を顔に押さえつけられてそのままのしかかり、わたしが窒息寸前になるまで離してくれなかった。
あのクソ野郎はドラムをやってやがったんだがそれクソドラムのクソッタレ練習もどきのクソでローテーブルに向かってじめんに座ってる私の後ろのソファに座ってから頭や肩をドラムのバチで叩いてくる。そんなもんはハイハイまたね程度にわたしは流していたけれど。あいつが今後もし自由に動けなくなったら同じことしてやろうかな。
閑話休題。
まあ要は、私は嫌々兄の悍ましい陰茎を舐めたり頬張ったりしなければいけなかったってワケ。
それでもお返しにこちらも気持ちよくしてくれている時はまだマシだったよね。
お返しがなくなってからはだってつまり、兄がムラムラしたら私を使い、私の持ち物や尊厳を汚し、兄はスッキリして私は何も得ることなく、ということだもんね。
私は幼稚園時代からフェラの気持ちよさを英才教育されてしまったものだから、その強烈な快楽が欲しくてそればかり考えてしまう日がどれほどあったか。あんなクソ兄じゃなかったそんな日は全然無くなってもっと色々考えられたんだろうね。しねばいいのにね、あいつ。
そんなとが何年も続いた。
私が中学生になり力でも負けないようになってはじめて、兄は私にこれらの行為を迫る事をやめたが、それまでは親に隠れ姉に隠れ、何度も何度も何度も何度も、嫌になるくらい、嫌に成り果てて呆れて反吐が出て気持ち悪くなって嫌悪しても続いた。
だから私は兄が嫌いだ。嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだしねしねしねしねしね顔見せんなカスどのツラ下げて母にあってんねんゴミがよはよしねやころしたろか。
できれば今、死んで欲しい。
まだ死ななくてもいいけど、縁は切りたい。
日本の法律では絶対的に縁を切る事はできないのが困ったところだ。

因みに、兄に汚されたアルトリコーダーは洗ったが、気色が悪くてその日以来咥えることは愚か触ることもできなくなった。
私はアルトリコーダーが得意でよく吹けていて一つの誇りだったのだが、もう無理だった。
その折転校があり、転校後はじめてのアルトリコーダーの授業があった。
私は、アルトリコーダーを忘れたことにしたから怒られた。
次の授業で一応は持参したものの、私はやはり、それを咥えることに抵抗があった。
兄の精液塗れの私の尻に、兄がカモフラージュで笛先を塗りたくったそれは、悍ましく汚らわしかった。
ハゲたおっさん教師は私に目をつけており、指名されたが、私は吹けないと言った。
教師はリコーダーも吹けないのかと嘲笑わらて私はムッとした。
前は吹けたが吹けなくなったという事実を精一杯述べたが、教師はそれを一蹴した。
「あのな。自転車に乗れる様になったら乗れなくなる事はないだろ?嘘をつくな」と。
クラスメイトの前でわざわざ例を出して糾弾された。
私は嘲笑われて悔しかったが、どうすることもできなかった。
私はどうすればよかったのだろう。
そんなんばっかだ。
みんなしねばいいのに。
なんてね。

※これは実話であり、表現や追憶による文字列の変更こそあれ内容は全てノンフィクションであります。残念ながら。悪かった、可哀想な僕は此処にいるんだね。

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