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セゾンテクノロジー、はじめての日経WEP社長会

こんにちは。セゾンテクノロジーのDE&I(ダイバーシティ・エクイティ・アンドインクルージョン)推進担当です。私たちが4月に加盟した日経ウーマンエンパワーメントプロジェクト(日経WEP)。その社長会が8月30日(金)にホテルニューオータニにて開催されました。こちらの記事ではその様子を少し報告します。

日経WEPの概要や、セゾンテクノロジーが加盟を決めた背景は以下の記事もご覧ください。


どんな人が参加していたの?

早朝にもかかわらず、日経WEP加盟企業のうち、金融、IT、コンサルティング、製薬、人材など15社の社長が出席(1社は台風の影響で欠席)。セゾンテクノロジーからは、代表取締役 社長執行役員の葉山誠のほか、CTOの有馬三郎、DE&I担当である筆者もオブザーバー参加しました。

オープニングが示唆するDE&Iの重要性

「計算機科学の父」「人工知能の父」とも呼ばれるアラン・チューリングの話からスタート。第二次世界大戦中、彼が率いたドイツ軍暗号機「エニグマ」解読プロジェクトには女性が多く参画していたこと、戦後に当時の英国では犯罪だった同性愛を理由に有罪判決を受け41歳の若さで青酸中毒で亡くなったことなど、ひとりひとりが受け入れられる環境の重要性を考えさせられました。

その他、過去25年間の国内製造業を見ると男性中心組織やグローバル組織よりも男女混合型組織のほうが特許数が多い、属性が均質的ではないチームのほうが正確に株価シミュレーションができるなど、興味深い調査結果も共有いただきました。

各社社長の共通点と相違点

絶対的な正解があるわけではないDE&I。各社の発表を通じて、目指す方向性は同じでも、いろいろな着眼点やアプローチがあると再確認できる機会となりました。

例えば、Diversity, Equity, Inclusionという順番もあってか、EquityやInclusionよりも「Diversity/ダイバーシティ/多様性」を耳にする機会が圧倒的に多いものの、社内外での学びをもとに「Inclusion/インクルージョン(※)」を最優先にしているという発表が複数ありました。

※いろいろな人がそれぞれの違いを認め合いつつ、気負わず一緒に活動できる状態

他にもDE&Iは企業価値向上のための手段だという意見もあれば、あくまでも人を大切にすることが主眼であり企業価値向上は結果論だという意見も聞かれました。

セゾンテクノロジーが伝えたかったこと

葉山は「世界の人口は男女がおおむね1:1かつ、ひとりひとり異なる多様な個人の集合体なぜビジネスではそれが特別になってしまうのだろうか」と日ごろから話しています。

社長会でもそうした葉山の認識を反映させたプレゼンとなりました。ひょっとすると、少し浮いていたかもしれません(笑)。

葉山は「一般論として、会合や社長として望ましい言動の"型"が存在するのも事実。だからこそ、今回も自然体を貫こうと思った」と終了後に話していました。たしかに一理ある! と思ったので、こちらのnoteで読者の皆さまへ共有します。

日経WEPの方に撮っていただいた葉山の様子です ©稲垣純也

そういうわけで、オブザーバー参加して良かったと思えた経験でした。セゾンテクノロジーは、日経が12月に開催するジェンダーギャップ会議にも登壇予定です。詳細はまたご案内しますが、どうぞお楽しみに!