koichiro uchiyama

主に改修を中心に建築設計をやっており、空間づくりを通して防災と減災を考えています。 内山建築設計室一級建築士事務所 https://www.saisei-pro.com/

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最近の記事

町田市にある茅葺き屋根・・・素敵な書斎に至るまでのながーいアプローチが素敵という話(武相荘)

日本中でも茅葺き屋根の家はかなり減り、見かけることも少なくなりました。そんな茅葺き屋根ですが、東京にもまだ残っています。そのひとつが 町田市にある茅葺屋根の家、武相荘。 以前からずっと気になっていて、ついに行けました。 クルマでナビに任せて、出発。 もともとが方向音痴のためか現地近くにきても、なかなかたどりつけずに迷っていると・・・こんな看板が交叉点に見つけました。 この看板をすかさず助手席にいる娘に写真に撮ってもらって、ようやく到着しました。この看板をみれば大丈夫。行けま

    • 勝海舟に出会える場所

      以前、江戸東京博物館で開催された「没後150年 坂本龍馬」の展覧会では竜馬の愛刀、手紙、暗殺された場の床の間にかかっていた掛け軸など・・・があり、竜馬の魅力をより深く「知る」だけでなく竜馬を「感じる」ことができました。 明治維新において活躍した勝海舟においては、ご本人の記念館が東京の大田区にあります。単に記念館というだけでなく勝海舟が気に入った洗足池を望むように建っており、展示内容と共に勝海舟が感じられる場となっています。 この建物は勝海舟の没後、建築された清明文庫をリノ

      • 老人ばかりとなった町に若い世代はどうすれば住んでくれるのか。

        最近、生産緑地の指定の解除の影響もあり、畑をつぶして、道路がつくられ建売住宅がズラッと建てられる景色が郊外ではよく見受けられます。 そこに住むのは若い同世代の家族がほとんど。世代が同じなら、子育ての話題を中心に話題も盛り上がり、ご近所づきあいもなかなか楽しめる日々となるのではないでしょうか。 一方で・・・この光景は、戦後に大量につくられた団地の光景に似ていないでしょうか? 同世代だけが限られたエリアに一斉に入居し、建物と共に歳を重ねてゆく、という点で。 戦後、住宅不足の問

        • まちの活性化に商店街は必要か・・・。

          広がる大規模な商業施設まちには便利で安全であるとともに何かワクワクするような場所や気軽に集まれる場が必要です。 今、大規模な商業施設があちこちで出店してきています。 映画館やカフェ、さらにはフットサルなどができるスポーツ施設も一緒にくっついてきてくれます。 もちろんゆったりとした大型の駐車場も。 そして、大規模な商業施設のもと、全国展開しているチェーン店もご一緒してくれるので、来場する消費者にとってみては、品ぞろえは十分であり、一日いても楽しめるという、まさに至れり尽くせ

          ブロック塀に潜む敵を見抜け!!!

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          経済的格差と地震による被害

          地震が起こると多くの被害が起こることが東京でも予測されますが、中でも経済的に住居というものにコストをかけることに困難な方々により深刻な被害をもたらすことが懸念されます。 経済的に余裕があればもちろん耐震強度を上げるために建替え、改修をすることが多いと思いますが、そのような余裕がない場合、借金をしてまで耐震強度を上げる方はかなり少ないはずです。 自分自身も築年数のかなり経過した木造アパートを転々とした時期がありましたが、そこの住民には学生だけでなく高齢者も住んでいました。2

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