#195 今回は「2の指」!意外と扱いにくい2の指の意識と演奏について
こんにちは!
今月もnoteのレッスンサロンマガジンをご購読くださりありがとうございました。
今日のnoteでは、
についてお話したいと思います。
以前、1の指について詳しくお話した回がありました。
簡単にまとめますと、
というポイントでした。(会員の方はこちらも無料でご覧いただけますので、ぜひ合わせてご確認ください)
今日は、その続編。
「2の指について」です!
2の指で問題になりやすいことと、気をつけたいポイント!
1の指でお話したいろいろなことを思いますと、2の指ってとても器用な指ですし、
・弾きやすい指だな〜
・いろんな音が出しやすいかな
と思われますよね?
確かに、そういう一面もあります。
ですが、意外とこの2の指も、無意識に動かしているとけっこう良い音が出なかったりするんです。
2の指に起こりやすい問題点って?
2の指に起こりやすい問題点は、
・「動きすぎること=可動範囲が大きいこと。」
指を第三関節のほうからぐいっと動かすことは、他の指では制限があってやりにくいですが、2の指なら、ものすごく動かしやすいです。
ぶんと上に上げて、どーんと振って下ろすこともできちゃいます。
それはうまく使えばメリットでもあるのですが、そのくらい、勝手に動きやすい指とも言えます。また、指先への意識が他の指よりも薄くなることもあります。
それから、
・「1の指の隣にあるということ」
隣の指が1の指なので、ちょっと気を遣ってあげなければいけません。
とくに1と2でトリルを弾くときなど、指の軌道が大きく異なりますよね。
また、1の指で弾くときと2の指で弾くときでは、てのひらや手の中の状態、角度なども変わります。
トリルに限らず、スケールや細かなパッセージ、レガートでゆっくり弾きたいときにも、その点を意識して音づくりに配慮したいところです。
2の指でやってしまいがちなことって?
具体的に2の指の弾き方でよく気になる点として
・つっぱって、打ち下ろす
・突っ込む方向に打鍵する
・上げる時に指先から上げる。
などがあります。
他の指はきれいに整った音を作っているのに=良い指のポジションや動きで弾いているのに、2の指はそのまま剥き出しの音になったり指が暴れていたり、というのをよく見かけます。
器用でよく動く指だからできちゃうのかなぁ、という気もしますね。
3や4ではそんなことできないので・・・
また、どう言う時に2の指の問題が起こりやすいか?ですが、これはどんな曲でもそうです。
・細かいパッセージ
・レガートの歌
・スケールやアルペジオ
・和音
・重音
・トリル、トレモロ…
どんな曲でも、そうなる可能性があります。
とくに黒鍵で、指が突っ張ったりドカンと振り下ろしてしまいやすい気もします。
せっかくの器用な指、良い風に使えれば良いのですが・・
ではどうすれば良いのでしょうか。
どうすれば良い?2の指で気をつけたいポイント
1の指でお話しした時と似た話になりますが、たとえば指先はスッとおろして、つっぱらずに腕からの動きとスピードを調節して鍵盤を打つイメージです。
また離鍵は指先からではなく、てのひらの方から(←大事!)
そして他の指と連携がとれているか確認する。このとき、指先だけで無理しないことも大事です。てのひらで手伝ってあげるということを以前もお話しました。
ということに気を付けてみられてください。
どのように改善していけば良いか?
では実際の練習方法について。
練習に役立つのは
・トリル
・スケール、アルペジオ
・先日紹介しましたリトルピシュナなどでもOK
・和音、重音
など、どんな場面でも練習になります。
しかし・・・「弾く」だけではほぼ改善できません。
意識して変えていくことが大事です。
動画の中でも、具体的にお話していきます。
2の指が良いはたらきをしてくれると、ぐっとまとまった演奏、視点の定まった演奏になります。
ぜひ、1の指とあわせて、試してみられてください!
動画はこちらから(26分)
では動画はこちらからどうぞ。26分です。
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