(149)信じる創作者は救われる【漫哲・漫画1000本ノック】
他人のものをいくら一生懸命見て真似ても、自分以外の何者でもない作品しか創れない人、描けない人もいる。つまりはそれこそ「天賦の才」。ただそれを持つ者が必ずしも時代に受け入れられるわけじゃない。これでなきゃ駄目って思える人に時代が振り向くかどうかはわからないのだ。でもね…どうか個性を下手としか理解されないことで自分を失わないようにして欲しい。大切な事や思いは譲らないで欲しい。
人の顔色を伺って喋る者は嫌われないかもしれないが、誰の心にも深くは残らないから。
人が読んで思う事は読者の経験を拠り所とすることが多いし、生まれ持った能力や考え方にも左右される。誰もが理解できることばかりじゃない。ただ僅かな人にしか響かない思いは届いた人には深く刺さるもんだ。そうした作品こそが時代を創る。価値はある!表現の高みを目指そう。
予期せぬエラーが可能性を広げる。今求められる完璧でなくたっていい。正確でないことが魅力を生み出すこともある。自分の中にこれぞって魅力を見つけたら、他人がどう言おうとわかってもらえるように磨こう。自分を信じることが自分のセンスとなるはずだ。