原発不明ガンとは簡単にいえば、発生元のガンがどこなのか分からないガンのことです。 根本がどこから発生したかが分からないため、治療も身体のどこにむけて抗がん剤治療…
なにから書けばいいのか。分からないくらい、母との30年はいろいろなことがありました。 "いろいろ"という言葉ほど、薄っぺらい言葉はないけれど、本当にそうとしか言いよ…
2020年1月、わたしは出産を経験しました。 2020年3月、わたしは母の死を経験しました。 明日がある、明日がある、明日があるさ。 ポジティブな意味ではなく、わたしはそ…
さいの
2020年4月20日 18:18
原発不明ガンとは簡単にいえば、発生元のガンがどこなのか分からないガンのことです。根本がどこから発生したかが分からないため、治療も身体のどこにむけて抗がん剤治療をしていくか判断が難しいものです。わたしはガンなんて、検査でいろいろ分かるものだと思っていました。しかし身体中をくまなく調べても、発生元がわからないのです。はい、ガンですね!検査しましょう!ここから転移してますね。ここに向けた抗が
2020年4月19日 12:10
なにから書けばいいのか。分からないくらい、母との30年はいろいろなことがありました。"いろいろ"という言葉ほど、薄っぺらい言葉はないけれど、本当にそうとしか言いようがありません。大きく言えば、母はアル中で、躁鬱で、結果的に原発不明ガンで死にました。妹を包丁で刺そうとしたり、父の首を絞めようとしたり、自分の誕生日に母が寝室まで点々と漏らしたウンチを泣きながら拭いたり、料理中は
2020年4月19日 11:34
2020年1月、わたしは出産を経験しました。2020年3月、わたしは母の死を経験しました。明日がある、明日がある、明日があるさ。ポジティブな意味ではなく、わたしはその日まで、当たり前のようにそう思って生きてきました。それがごく普通の日常だと疑わず。でも、決して当たり前ではない。明日が来ない日というものを産まれてはじめて経験しました。幸いにも、30になるまで近しい人の死に直面した