【催眠心理療法Q＆A】セラピーを受けて解決しないことはありますか？

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Q：セラピーを受けて解決しないことはありますか？

結論から言いますと、催眠心理療法（ヒプノセラピー）を受けたからといって必ずしも心の問題が解決する訳ではありません。
催眠療法が合う合わないもあるでしょうし、セラピストのレベルによっても変わるでしょう。
ただ一つ明確に言えることは、自分自身の向き合い方が結果を大きく左右します。

「解決しないことはありますか？」

この疑問の根本をみていくと、「そのやり方ありき」で考えていることがみてとれます。
催眠療法に限らず、「〇〇によって自分の問題が解決する」と考えて、その先には、うまくいけばＯＫ、うまくいかなければＮＯ、と評価してしまいます。
評価をすることが、問題を解決できない根本的な要因であると考えることが大事です。

例えば、催眠療法で禁煙をしたいと思いました。
このとき、催眠療法ありきなのか、禁煙をする決断ありきなのか、によって結果が変わってきます。
催眠療法ありきとは、「催眠療法で禁煙ができたらいいなぁ」というあり方。
決断ありきとは、「私は禁煙をする。そのための方法として催眠療法を選択する」というあり方。

この場合、圧倒的に後者の方が結果を得ることできます。
禁煙でも心の問題を解決するのも、自分自身の気持ちや心のあり方がエネルギーとなるのです。

前者のあり方だと、自分の問題と捉えずに、その方法を評価してしまいます。
そうすると、うまくいかなかったら、その方法を問題だと捉えてしまいます。
そして他の方法を求めてしまいます。
この場合、違うことをしているように思えても、根っこのあり方が変わっていないので、いつまで経っても解決することは難しくなるでしょう。

癌であれば原因は癌細胞があるから。
癌細胞を取り除けば癌を治療することができます。

しかしながら、心の問題はこのように原因がハッキリしている訳ではありません。
いくつかの要素が合わさって、心の問題を引き起こしています。
それよりも大事なことは、自分自身の問題への向き合い方と、心のあり方を変えていくことにあります。

これらが変われば、間違いなく心の問題は解決へと向かっていきます。
なぜなら、心の問題は自分自身が生み出しているものだからです。

根っこが変われば方向性が変わります。
方向性が変われば良い変化が起こります。
良い変化を積み重ねていけば、いつしか問題は解決していることでしょう。

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