神へ捧げるソネット 抄6 #48
佐佐木 政治 1992年1月 かおす 68より
所有がひとしきり問われるこの無縁の庭に ぼくらは佇つ
あなたへ問いかける由来もない 断絶の彼方からやってきて
どんな契りや絆が 結べるというのだろう いや
ひょっとしてぼくらの存在は いつも手詰りなあなたの碁盤の石かもしれない
ここから先は
483字
¥ 300
亡父の詩集を改めて本にしてあげたいと思って色々やっています。楽しみながら、でも、私の活動が誰かの役に立つものでありたいと願って日々、奮闘しています。