デジタル・ラブレター
アーッ!今!愛しい気持ちで胸がいっぱいだ!目の前にあの人がいるならば、ちゅーしてぎゅーして撫でくりまわしたいっ。
と言う瞬間が、突然やってくる
仕事中だろうと、トイレの中だろうと
愛が込み上げて溢れそうになる。
それは私に限ったことではない。
そんなときのために
ウチでは互いに自己申告方式を取っている。
「ゆぴちゃん!愛してるよ。愛が溢れました。」
だったり
『愛が溢れとります!むぎゅーっ。』
だったり
「あぁ〜愛が溢れてどうしよう。」
だったり
お互い思い立ったが吉日のようなフットワークの軽さで、離れた場所から指先でラブレターを送りあう。光より早く届けと思いながら。
携帯電話を持ち歩く時代で本当によかったと思う。伝えたい想いは鮮度が命だ。
付き合いたての当初は
【愛してるなんて簡単に言えないよ(いざというときに言うモノでしょ?)】とつっぱねていた彼も、愛を食べて生きる私と出会い、愛を食べる楽しさを知ってしまった。
愛情のキャッチボールは大人になるほど
オススメである。
シンプルであればあるほどいいよ。