文章は読むより、聞くもの「ライティングの4つのルール2(後)」
言葉は音声変換される
「ライティング」と見た瞬間に、「ライティング」って音が脳内で聞こえたあなた!
誰も音読してくださいと頼んでいないのに、何となく音声で処理しちゃうのが人間。
ということで、「ライティング4つのルール2(前編)」として、ライティング=見るものという話をしたので、今回は
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ライティングの4つのルール2(後)
ライティング≒読むもの
ライティング=聞くもの
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について話します!
本を読むのが速い人と遅い人の違い
本を読むのが遅い理由は、無意識に頭の中で音読してしまうからという説があります。
実際に、「私もそうかも・・・」とあなたも思っているかもしれませんね。
私たちは、多かれ少なかれ、書き言葉を目にした時、頭の中で「音声を再生」しています。
例えば、あなたは
ニュアンス
という言葉を見て、角張っているか、丸っこいか、どっちのイメージを感じますか?
恐らく、あなたは「丸っこい」と思ったと思います。
菊
という言葉を見て、角張っているか、丸っこいか、どっちのイメージを感じますか?
恐らく、あなたは、「角張っている」と思ったはずです。
これについて有名な実験が、「ブーバ・キキ」効果です。
上に挙げた言葉のイメージは、見た目ではなく、「音」で引き起こされる現象です。
(書き言葉でも、音になるんだよ!面白いよね!)
「キャッチコピー」「ネーミング」では音が特に重要
「言葉には音のイメージが伴うとして・・・だから、何なの?」
と、もしかしてあなたは思ったかもしれません。
「言葉は見るもの」では、言葉を視覚的に捉えることを意識すると分かりやすくなるよ、というのはどんな文章を書く時にも当てはめられるけれど、「言葉=音」はいつ意識したら良いかがわからないかもしれません。
具体的には、「キャッチコピー」や「ネーミング」の際に、「言葉=音」の意識がすごく大切になります。
要は、「印象が重要なシーン」ですね。
わかりやすいのは、ネーミングです。
仮に、あなたは社名を付けようと思っているとしましょう。
アストリア
と
ユーフルム
という言葉があったとして、「先進的、攻めの姿勢で、どんどん開発していく」イメージを会社として打ち出したいきたいとしたら、「アストリア」を選びませんか?
逆に、「困った時に、そっと寄り添ってくれる。伝統があって、落ち着いている」イメージを会社として打ち出したいきたいとしたら、「フーフルム」を選びませんか?
(※この2つの言葉は、私が無作為に思いついた名前なので、実在の会社や単語としての意味とは一切関係ないです。)
恐らく、あなたが感じたのと同じようなイメージをほとんどの人が感じます。
「名は体を表す」と言いますが、これは本当で、名前と性格傾向には強い相関があります。
もちろん「呼ばれる」という音声コミュニケーションが人の名前は多いからということもありますが、印象が重要な場面では、言葉の「音」を必ず意識すべきなのです。
認知特性には「聴覚言語」がある
認知特性テストというのがあります。
認知特性テスト(良かったらやって見てね)
https://overpass.dokkoisho.com/cognitive/
ここには
視覚優位者 写真(カメラアイ)タイプ
視覚優位者 三次元映像タイプ
言語優位者 言語映像タイプ
言語優位者 言語抽象タイプ
聴覚優位者 聴覚言語タイプ
聴覚優位者 聴覚&音タイプ
の6つのタイプが書いてあり、誰もがこの要素を少しずつ持っているのです。
(ちなみに、私は「視覚優位者 三次元映像タイプ…空間や時間軸を使って三次元で考える」「聴覚優位者 聴覚言語タイプ…文字や文章を耳から入れる音として情報処理する」の認知特性が強かったです。)
タイプ分けの5つ目、「聴覚言語」はまさに、「言葉=音」認知ですね!
言葉の「見た目」と「音」の意識で、ライティング力、言葉力UP
今回は
ライティングの4つのルール2(後)
ライティング≒読むもの
ライティング=聞くもの
について話しました。
つまり、ライティングのルール2は、前編と合わせると
「ライティングは見るもの、聞くもの」
ということです。
ライティングというと、とにかく「読む」「書く」に考えが捉われますが、どのような言葉を選ぶのか、どのような文章を書くかには、「ライティングは見るもの、聞くもの」という視点が重要です。
ぜひ、意識して、身の回りのいろいろなものを眺めてみてくださいね!
広告、本のタイトル、キャッチコピー、映画の題名、トレーラーで流れる字幕、結構よくできてて、きっと面白くなりますよー!
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