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読書┊”今日も明日も「いいこと」がみつかる 「繊細さん」の幸せリスト”を読んで

「感受性が豊かなんだねぇ」

すぐ泣いてしまったり、驚いてしまう私に人からもらった言葉で
こうを言われると、なぜかさらに傷ついてしまう。涙ぐむ。

「傷つきやすいんだね」「そんなことで落ち込むの?」
これもリアルに言われた言葉で、今も言われたら、ちょっとへこんじゃう。

もっと鈍感になりたい。
感じすぎる心にフィルターをかけられるようになりたい。
何かを感じるのは疲れるから、ロボットになりたい。

接客のアルバイトをしているとき、クレーマー対応をしながら耳では聞いているが、心の中ではそんなことを考えていた。

自分でも時々思うけど、繊細すぎるにも程がある

HSP診断をするといつも・・・

可愛い表紙に惹かれ手に取ったこちらの本。

よくみたら、私の好きなイラストレーターの北澤さんの絵だ。
(個展にも行ったなあ)

この本を読んでまず驚いたのが、本で語られているHSPさんの特徴・・・

「これってみんなが当たり前に思うことじゃないの?!」

ということだった。
例えば

「まわりに機嫌が悪い人がいると緊張する」
「細かいところまで気づいてしまい、仕事に時間がかかる」
「騒音や光に悩まされやすい」

など。

本の中で紹介されているHSP診断チェックリスト
22問中、わたしは18問にチェックがついた。

以前にHSPの知り合いと話していて「あなたはHSPじゃないよ、社交的だし」と言われたことがあった。

しかし、私はこの手の診断にはいつも8割以上チェックがつく。
なので血液型占いのようにこれは
なんとなくみんなに当てはまることがチェックリストになっているのではと疑ったこともあった。
(本当にHSP気質じゃない人がやったら、そうではないことがわかった。)

外交的HSPを知る

昨年、HSPには4つのカテゴリーがあることを初めて知る。
私は外交的HSPと言われるHSS型HSEに自分が当てはまるのではないかと自己判断した。
(HSPは病気ではなく気質なので、どうしても自己判断になってしまうのかなと・・・)

HSEには「外向的な気質」と「繊細な気質」といった一見相反するようにみえる気質が備わっているため、傷つきやすい性格であることが外からは見えにくい。へっちゃらだぜ!という空気が出ている。全然へっちゃらじゃないんだな(そう見せるのが上手いのかも)

HSEになるのはなぜか

「HSPが生まれつきもっている繊細で内向的な気質が、馴染めない環境に何とか適応しようと頑張った結果「繊細ではあるけれども社交性がある」HSEの気質になった」と言われているそうだ。

そういえば私は小学生の頃、友達と話すのが苦手だった。特に男の子とは高学年になってからやっと話せるようになった。
なんなら友人も少ない方で、親からは「内弁慶」と言われていた。
(家では元気だけど、学校では猫を被ったように静か)
とにかく内気で、親からも「もっと友達と話しなさい」と心配されていた。

それがどうだ、おそらく変化の時は大学生になってから、だと思う。

社交的な性格に徐々に変わっていった。
実家を出て1人でのびのびと暮らし始めたこと、気分屋な母親の顔色を伺わずに生活できたこともきっかけかもしれない。

上京して新しいコミュニティに入らないと友達ができない、助け合える友人が欲しい。好奇心に素直に従い、気になる輪に飛びついた。

ストレングスで1位の「社交性」

強み発見診断ツール、ストレングスファインダーで
私のトップの資質が「社交性」そして「適応性」「ポジティブ」

小学生の時に、先生から「さいかちゃんはネガティブすぎるよ」と言われた時、かなり傷ついた。
ネガティブである自分が本当に嫌いで、ポジティブなおともだちの横にいて必死にポジティブになろうとしていた。

そんな内気で、性格が暗いと言われていた小学生だったけど
先生、お母さんお父さん・・・

私、たぶん明るく人生やってます。


心配されていた社交性も、1位だって。私が1番びっくりだよ。

外交的HSPの話に戻ります。

思うに、私がずっと後ろめたさを感じていたもの(ネガティブ・内向的)から脱しようと、ポジティブに振る舞ったり、人と話したり、コミュニティに飛び込んでみて(嫌な思いをしてやめて)を繰り返して・・・

そこで出会った人、環境、価値観・・・
そう言ったもの
に影響されて、今の私が出来上がっているんじゃないかなと思う。

根本的な「繊細」という気質は、保ったまま。

HSPのみなさん、繊細な自分は好きですか?
私は、嫌いでした。

こんな傷つきやすい自分は、近くにいる人に迷惑・心配をかけてしまう。
余計な感情を感じるくらいなら、そもそも深い関係を作らない方が気楽に歩めるんじゃないか。

そう思ったことが、大人になっても何度もありました。
(特に、会社で仕事をしている時なんかね!)

でもこの本を読んで
「繊細さん」であることに、少しほこりが持てたよ

本書で語られている、私が良いな(お守りにしたいな)という文をいくつか紹介して今日のnoteを締めたいと思います。

◎HSPさんは自分が育つ時期にアウトプットが増える
書くという行為そのものが、自分の気持ちや存在を認めていく行為。

◎オールラウンダーにならなくてもいい
向いていないことや違和感のあることは、その分野が得意な人に任せればいい。自分の担当に全振りする。

◎わかり合うを手放す
わかってほしい、納得して欲しい気持ちを手放す。
私はこう思う、とはっきり伝える。

◎共感しすぎない(相手の領域と、自分の領域を意識する)
持ち前の共感力を他人にではなく、これからは自分のために活かそう。
スタンプを押すように「聞いてますよ」と中立的な相槌を打つ。

今日も明日も「いいこと」がみつかる 「繊細さん」の幸せリスト

私の9月の目標の1つ「共感しすぎない」
さっそく、毎日意識しています。
1ヶ月後またどう思うかが楽しみです。

深く考え、直感を大事に、豊かな感性を持ち
小さいことに気づいて楽しむのが上手な私たち。

「今日も明日も「いいこと」がみつかる「繊細さん」の幸せリスト」

良い本に出会えました。感謝!


ではね〜!


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