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思い出の味
こんにちは。
休日を寝て過ごすこと、すごくもったいない気がしている私です。
でもさすがに今日はひたすら寝ました。
娘に「ママとおってもつまらんやろから、遠慮なく出かけてな」と言うと、いそいそ梅田に行ってしまいました。
一人でいると食欲なんて全くなく、でも何か食べないと鎮痛剤で胃がやられる。そう思ったので、朦朧としている今、私に作れる何か・・・と考えていると。
あ!!
幼い頃、母親がよく作ってくれた卵パンを作ろう!と閃きました。
卵パン
それは見た目フレンチトーストそのものだが、完全に味は非なるもの。
幼少期、私はこの卵パンがフレンチトーストだと信じて疑いませんでした。食パンに卵液を浸してフライパンで焼く。そのままです。
ただ。
その卵液がちがいます。
フレンチトーストなら卵に砂糖、牛乳というところを、卵パンは「卵に醤油」なのです。
そこに食パンを浸して焼く。
幼少期を脱してから、友人とフレンチトーストについての会話の中で「フレンチトースト甘くて大好き」という友人の言葉を聞き「甘いとは?」と不思議で、家に帰り母親に尋ねると
「だって卵パンやもん」
という回答でした。
確かに。母親はフレンチトーストだと言ってはいませんでした。
その後、色んな人に卵パンを振る舞いましたが、誰一人「フレンチトーストより美味しい!」なんて言う人もおらず、卵パンは私だけの思い出パンとなりました。久々に思い出したので、今度弟達に覚えているか聞いてみようと思います。
そして今日、渾身の一食に選んだ卵パン。
体調が良くないからなのか、はたまた私の思い出の味からも外れてしまったのか。
全く美味しいと感じませんでした。
こんなことならカップ麺にしておけば、洗い物もなく済んだのに・・・
そんなことを思いながら、一人寂しくフライパンを洗いました。
今日も読んで頂きありがとうございました。