天使の梯子
まるで神様が迎えに来ちゃったのかと
勘違いしちゃうほどの空に息をのんだ。
こんな美しい世界があるんだね、
天使があそこにいるんじゃないかなって。
手を振りたくなる空を胸に刻む。
広大な空と夕日を反射した
雲からみる天使の梯子が私を呼んでいるよう。
でもごめんなさい、
私はまだそっちに行けないわ。
今はただ、この美しい光景を目に焼き付けて、
私を生きなくちゃ。
でもそっちに行くときには、
美しいこの光景で迎えに来てほしい。
ただ今は、濡れた私が乾くまで
その光で乾かしてほしい。
あとがき
辛い時は空見上げたくなるよね
太陽が雲に隠れて雲から光が漏れる現象を薄明光線と呼び、別名「てんしのはしご」とも言われています。
まるで天使が下界に梯子をかけたような様子からそういわれているそうです。
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