日々花の香りに包まれて。
■移住したい街。
・最近のニュース、「『移住したい街』、ベトナム63省中ホーチミン市首位、ハノイ市2位、ダナン市3位、カントー市4位。ラムドン省5位」。
・上述データは『統治・行政・管理効果指数(PAPI調査)2023年版』で発表された。PAPI調査は『ベトナム祖国戦線幹部育成科学研究センター』、『地域社会開発研究サポートセンター(CECODES)、『国連開発計画(UNDP)』が2011年から毎年実施している。
■家族と一緒に暮らしたい。
・「上位4位はいずれも経済発展した中央直轄市ゆえ安定した収入をより得られる環境がある。5位のラムドン省は、涼しい気候と美しい景観があり、フランス植民地時代に避暑地として開発されたダラット市を中心にインフラと経済が発達している」。
・移住を希望する理由は、「家族と一緒に住みたい」40.68%で最多、「より良い仕事のため」21.80%、「より良い自然環境のため」17.40%等となる。
・ちなみに、『移住したい街として最も人気が低かった』のは、『南部メコンデルタ地方チャビン省』がワースト、『西北部地方ディエンビエン省』、『東北部地方バクカン省』、『南部メコンデルタ地方ベンチェ省』、『アンザン省』と続いた。
■フランス植民地時代の避暑地。
・余談、ベトナム人の知人が話していた、「私は引退したらラムドン省バオロック市で家族と暮らしたい」と。その理由を尋ねたところ、「年間を通して穏やかな気候だから」と言う。その後、彼の様に考えるベトナム人は一定数いる事を知った。
・ラムドン省は熱帯モンスーン気候の影響で雨季(5月~11月)と乾季(12月~4月)、年間平均気温18〜25度、天候は一年中穏やかで涼しい、またダラット市は一年中咲く多くの種類の在来花と輸入花があり、『フラワーフェスティバル』も開催される。
・流石フランス植民地時代の避暑地として開発されたエリア、一年中穏やかな気候と花に包まれる、きっと素敵な場所なのだろう。以前、ベトナムの若者は私にこう教えてくれた「ラムドン省、特にダラットは恋人と行く場所だよ」と。きっとひとり旅や暮らしにはロマンチックすぎる場所なのかもしれない。