汚職と戦う国家主席。
■今月末トゥオン国家主席が訪日。
・最近のベトナムNEWS(2023年11月14日付)、「11月27日~30日、トゥオン国家主席が公式実務訪問賓客として訪日」。
・滞在中、「天皇皇后両陛下はトゥオン国家主席夫妻と御会見になるほか、宮中午餐を催される予定。また、岸田首相とも会談し、岸田夫妻は晩餐会を催す予定」。
■親善関係の更なる構築に期待。
・トゥオン国家主席の歴訪は2011年のベトナム若手政治家訪日団招聘、2015年の戦略実務者招聘の機会に訪日、今回は更なる親善関係の構築が期待されている。
・トゥオン国家主席夫妻は東京のほか福岡を訪問する予定、両国の地方交流で更なる進展も見込んでいる。
■国家主席の本気度。
・第11代目の国家主席/トゥオン国家主席は1970年北部のハイズオン省生まれ、当時はベトナム戦争中で家族が故郷南部のヴィンロン省(南ベトナム政府統治下)から避難している最中だった。
・今年3月2日/臨時国会でトゥオン氏が国家主席に選出された就任演説、「断固とした姿勢で汚職と闘い、清潔で強い国家機構を構築する」と述べた。海外メディアは、「彼は中国と関係の深いグエン・フー・チョン党書記長の最側近であることから中国寄りの外交へ転換する可能性が高い」と報じる。
・就任から半年以上が経ち、汚職撲滅に関する政府の動き等をニュースで見聞きするようになった。「ベトナムでは物事を良くも悪くもお金で解決できる国」と言われる事もありドラスティックな改革が国家主席やまたその関係者への身の危険に及ぶ事だけは避けて欲しいと切に願う。
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