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陸路の車窓から。

■航空券価格が高騰。
・最近のニュース、「ベトナムは物価上昇、航空機設備や燃料費等高騰で航空券価格は年初比で20%増加、緩和には各部門の協力必須」。
・現在「ベトナムでは航空券価格が高騰し続けているが、航空会社は赤字を計上し、観光業も打撃を受けている」のは何故か。本報道では、物価上昇、燃料費高騰、航空機の設備費用、為替変動コストの増加等が原因とされている。
・ベトナム航空は「現在、世界およびベトナムの航空業界は1人当たり約156円の利益しか得られていない。悪天候などの要因で少しでも遠回りをした場合、この1ドルの利益も消えてしまう」と述べる。

■この状況は2024年末まで続く。
・「現在、航空券の価格は平均15%から20%上昇しており、航空会社は価格を下げる努力をしているが、原材料費の高騰や多くの影響要因により困難である」と示す。
・ツアー会社によると、例えばホーチミン市から北部への4泊5日間ツアー平均価格は7万3700円、この総額の内約50%(36,850円)が航空券の価格となり、残りの半分がツアー会社の取り分とすればかなり勉強しているプライスであり、決して利益幅は大きくなく、苦しい状況が続いている事察するに余りある。
・現在、ベトナム政府は燃料輸入税の引下げを検討している、また空港では運航管理手順を改善して航空機のターンアラウンドタイム(着陸した飛行機から乗客と荷物を降ろし、機内を清掃、燃料を補給、備品や食料等補充、新しい乗客と荷物を乗せ、再び出発するまでの時間)の短縮等が改善策として挙げられる。しかしある関係者は「この状況が2024年末まで続く」と断言する。

■陸路移動はひとつのオプション。
・余談、私は公私に渡りベトナム各地を飛行機やバス利用で訪れる。乗物券が最近高くなっている事は感じていたが、単独行動がメインなので一人分の値上りはそこまでインパクトはないが、これが家族旅行等になるとかなりの価格高騰を感じるだろう。
・以前、私は8、9時間バスに揺られてホーチミンからニャチャンへ旅行をしたが、目的地にもより異なるが時間に余裕があれば飛行機以外の交通網利用もオプションとして持っておく方が良いだろう。また空路より陸路は車窓に流れゆく様々な景色を感じられ、ベトナムのまた違った表情を見られるからだ。
・ちなみに同区間は「今年の4月高速道路が完成し、所要時間4、5時間」に短縮されたと仲間内でも話題になった。しかし、現在バスチケットを確認したがネット上での所用時間8、9時間と以前と同じ表記なので、高速道路は開通したばかりで運用がまだ追い付いていないのかもしれないが、これはベトナムでは珍しい事ではない。

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