本来の感覚を呼び覚ます。
■早朝珈琲が若者のトレンド。
・最近のニュース、「ダナン午前4時、『ロン橋を見ながら日の出を眺める早朝珈琲』が若者のトレンドに」。
・ベトナム南中部沿岸地方ダナン市の「ロン(Rong=竜)橋近くハン川西岸のバクダン歩行者天国では、最近明け方に珈琲を飲みつつ、川に昇る朝日を眺める大勢の若者の姿が見られる」。
■明け方四時、カフェは既に混合う。
・若者が集まるのは「APEC公園の一角の小さなカフェ。店は午前4時に開き4時から6時の間に来店した客には「早起きクーポン」なるものも配布する。週末4時には若者が集結し美しい撮影スポットは隙間もない」そうだ。
・ある若者は「まだ眠かったが店に着いて空を見上げると、ぱっと気分が晴れました。私のダナン生活の中で面白かった体験の1つです」と言う、また夏休み中でよく徹夜するという高校3年生は「後で寝直そうと4時15分に友達を誘ってカフェにやってきた。相当早い時間だと思ったが、歩行者天国に並べられたテーブルにはもう既に多くの人が座っており、びっくりした」と話す。
■東洋のパリ。
・余談、以前私の『note(東洋のパリ)』で書き留めたが、朝4時ハノイのホアンキエム湖とその周辺の景色は「まさにパリそのものだ」とパリジェンヌは言った。心や気持ちそして暮らしに余裕がなければ、決して朝4時のホアンキエム湖を散歩する事は出来ないだろう。
・明け方、日が昇り始める頃に起きて、夕暮れ時に帰宅して食事をして眠りにつく準備をする。本来私たちはこの様な時間の流れで、サイクルで日々の営みを続けてきたはずだ。
・しかし、いつの日か人々は学校や会社に遅刻しないよう必死になり、宿題や仕事の期日に追われ、何かを食べて飲むのは生きるため、気づいたらそんな日々を誰しもが経験して来られたのではないだろうか。
・本来の営み、朝陽を浴びて、家族や仲間へ挨拶をする、忘れかけていた、薄れてしまったそんな当たり前のことが気持ち良くて、人らしい感覚を再び呼び覚ませるからこそ、人々は朝4時のダナンで珈琲を楽しむのではないだろうか。南シナ海の朝焼けに頬を染めながら。
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