義務感と本音ぶつかり合う。
■ハノイは2024年世界最高のゴルフ都市。
・最近のニュース、「ゴルフツーリズム界のアカデミー賞と称される『2024年世界最高のゴルフ都市』にハノイが選出された」。
・「同賞『ワールド・ゴルフ・アワーズ第11回』の授賞式がポルトガル・マデイラ島で開催され、ハノイ市が2年連続で受賞」。
・これは「世界中のゴルフ専門家、メディア、ゴルフツアー会社、ゴルフ場オーナー、ホテル、各国ゴルフ協会を対象とした1年間にわたる投票により決まった」ものである。
■ベトナムはアジア最高のゴルフ観光先。
・また「ベトナムは今年も日本や中国、韓国、タイ、インドネシア、マレーシアなどを抑えて『アジア最高のゴルフ観光先』にも選出されており8年連続(2017~2024年)の受賞」となった。
・ベトナムは「美しい自然景観と熱帯気候を持つ理想的なゴルフ観光先と見なされており、ゴルフコースの開発やゴルフツーリズムへの投資に有利な条件が揃い」、ある統計によると「ベトナムには現在100コース(18ホール)のゴルフ場と練習場があり、その多くが国際基準を満たしている」とされる。
・なお「首相が承認した2030年までのベトナム観光開発戦略ではゴルフ分野のインフラと観光商品の開発が重要な役割を担っている。ベトナムは2025年までにゴルフ場数を約200コースとすることを目標に掲げている」ようだ。
■世界のゴルフ料金。
・余談、世界のゴルフ料金の相場を調べてみると「ベトナムは平日1.5万円/休日2~2.5万円、タイは平日5000円/休日7000円、インドネシアは7000~9000円、日本は平日2200円~1万円/休日5000円~3.3万円、アメリカは3300円~2.2万円、イギリスは5500円~2.8万円、オーストラリアは4400円~2.2万円等」となっている。
・ベトナムで暮らす日本人の多くもゴルフを楽しみ、また日本人ゴルフ大会等も毎年開催されているほどだ。彼らから「ベトナムはプレー代が日本より高い時もあり、タイは安くて良いよ」と聞こえてくる。
・ベトナム人と一緒にプレーする日本人が教えてくれた、「ゴルフクラブ1本100万円を持つベトナム人プレーヤーとラウンドした事がある、完全にお金持ちのスポーツだよ、日本人は仕事上の付合いで毎週末ゴルフをする人もいるけど、プレー後の会食等含めて一度で最低3万円は必要だ、毎週末行きたいけど行けないよ」と言った。仕事の延長とはいえプレー代は自己負担の場合が多いらしく、中々悩ましいようだ。
・私も長年ベトナムに暮らす中で有難い事に幾度となくゴルフのお誘いを受けてきた、打ちっぱなしやコースを経験した事もあるし、何より天気の良い日はコースを歩くだけでも最高に良い気分なのだ。しかし「貴重な週末の半日と数万円をゴルフに費やすことを考えただけで途端に暗い気分になっていく、それよりも私は大した時間と費用を掛けずにしたい事、ワクワクする事、楽しい事、ひとりの時間等を優先したい」と考えてしまう。いやそれでも「仕事だからゴルフも必要か」と何度も思ったがその度に仕事優先の義務感と本音モードがぶつかり合う、そして「いや、やっぱゴルフは出来ねぇ」との結論に達していた。いつか「心の底からゴルフをしてみたい」そう思える時がくるならば、是非世界最高のゴルフ都市のコースを改めて堪能してみたいものだ。