夢を掴めると信じていた。
■ベイビー・スリー。
・最近のニュース、「中国発ぬいぐるみ『ベイビー・スリー(Baby Three=娃三歳)』、ベトナム若者に中身見えぬ『ブラインドボックス』が大人気」。
・露天でブラインドボックスを購入客する「開けるまで中身が分からないため開封時の『驚き』に楽しさを感じている。好きなデザインが出なかったり、もう持っているものがまた出たりすれば、すぐに売却し次の『驚き』を買う。露天の中には「こうして『リリース』された開封済み商品を新品より少し値下げして販売するところもある」。
■ブラインドボックスの市場規模。
・若者たちのお目当ては「注目を集める『ベイビー・スリー』の特別なデザインや『十二支シリーズ』等もあり、露天では大きな段ボール箱に様々なデザインの商品が入った小箱が詰められており客はそこから選ぶ。6個入りフルボックスは6000円を超えるが、1個は1500~1900円で小分け販売もされている」。
・以前、私の『note(ずっと一緒にいたかった)』でも書き留めたが「『ラブブ(Labubu)』はひとつ6000円だが『ベイビー・スリー』は安価でデザイン豊富な点が人気となった理由のひとつ」のようだ。
・ある市場調査会社データより「2024年の世界のブラインドボックス市場規模は2兆2000億円で、2032年には6兆円に拡大する見通し」を示す。また「アジア太平洋地域の市場規模は5100億円、うち中国が2300億円、日本700億円、韓国500億円」となっている。成長トレンドから推測すると日本、中国、韓国などに比べてベトナムの規模はまだ小さい事が予測されるが、今後伸びていく市場である事は間違いない。
■昭和後期のブラインドボックス。
・余談、ちなみに現在日本のブラインドボックス市場の商品は「アニメやゲームキャラクターのフィギュア/例えば『鬼滅の刃』や『ポケモン』等のキャラクター入りが人気」のようだ。またデザイナーズトイやコスメティック商品のブラインドボックスも流行っているらしい。
・3〜40年前の日本ブラインド商品を調べてみると、「『福袋』が定番であったし、『ガチャガチャ』もブラインド商品・カプセルトイとして1970年代から1980年代にかけて非常に人気があった」。
・本報道ベトナムの若者と同じように幼少の頃の私も興奮しながら開封し中身に一喜一憂していた事を想い出している。握りしめたコインをガチャガチャへ投入する時「欲しい商品でありますように」と願いを込めた。「ガチャガチャを回して夢を掴もうとしていた、夢を掴めると信じていた」あの頃をとても懐かしく感じている。