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ずっと一緒にいたかった。

■アートトイ世界市場規模17.6兆円。
・最近のニュース、「2023年アートトイ世界市場規模17.6兆円、年間成長率4%、ベトナムでは『Labubu(ラブブ)』が人気急増」。
・『アートトイ』とは『デザイナーズトイ』と言われる事もあるが、「1995年に香港のToys2R創設者であるレイモンド・チョイが『Qee』という製品ラインを発表したことに始まり、その後アメリカや日本、フランスなどのメーカーやデザイナーが製品を発表し、アートトイ市場は世界中に広がった」そうだ。

■ベトナムで『Labubu』は爆発的な人気。
・「多様な分野のアーティストやデザイナーによって作成されるが、今や企業もこの市場に参入しており、アートトイは人間、動物、大衆文化等のキャラクターをモチーフして制作される事が多い」、少し前からベトナムでは『Labubu』が爆発的に流行り出したが、「ブラックピンクのリサがInstagramで『Labubu』を持った写真を投稿した」事で一躍脚光を浴びた事も大きな要因のようだ。
・この『Labubu』は「2024年第2四半期にはShopee、Lazada、TikTok Shop等のEC売上3047万円に達し、第1四半期比で665%の増加を記録した」が、この背景には「ベトナムは中流階級の増加に伴い、アートトイへの支出やコレクションへの情熱も高まっている」と言われる。ちなみに、「2035年までにベトナムの人口の半数が中流階級に達すると」予測されている。

■今までありがとう。
・余談、私は長年ベトナムで暮らしこの国の流行り廃りを間近に見ており、人々はiPhoneを持ちたがり、若者には植物・大麻自体をデザインしたTシャツが売れ、スマートウォッチを欲しがり、タピオカミルクティを飲み、白い厚底スニーカーを履き、アートトイへと続いていく。
・当然年代によって流行モノは変わるが、正直なところ私にとって流行モノは昔からピンとこないし、ましてや皆が同じものを持っている空間や環境は何故か居心地悪く、そこから遠ざかりたいと感じてしまう。それでもその中には欲しい、と感じたモノのは人生の中で数点存在した。
・だからこそ流行りモノに限らず心の底から欲しいと感じた商品を長く大切に利用したい、学生の頃からその様に考えていたので、自然に洋服、靴、小物等の保存や手入方法等の知識を身につけた。愛着あるものが壊れたり、修復不能でどうしても捨てざるを得ない時には非常に切なくなる。様々なシーンで活躍し長年一緒にいてくれた事を想うと大変淋しく気分が落ちる。そんな想いを胸に私は共に歩いてくれた彼らとの日々を振返り「今までありがとう、色々とありがとう」、と感謝を言葉で伝えている。

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