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世界の仲間も注目する国。

■『飢餓と貧困に対する世界同盟』発足。
・最近のニュース、「金融・世界経済に関する首脳会合(G20サミット)で『飢餓と貧困に対する世界同盟』発足、ベトナムのチン首相は3教訓を共有した」。
・先日ブラジルのリオデジャネイロで開催された「G20サミットで上述の同盟(Global Alliance Against Hunger and Poverty)が発足しベトナムも参加した」。
・チン首相は議論セッションのスピーチで「貧困削減の成功モデルとしてのベトナムの成果を取り上げた。約40年間の戦争と約30年間にも及ぶ制裁措置の影響により、深刻な荒廃を経験し、貧しい後進国となったベトナム。1986年にスタートしたドイモイ(刷新)政策と共に多面的かつ包括的な貧困削減政策を実施してきたことが功を奏し、貧困世帯率は1990年代初頭の58%以上から2024年には1.9%にまで低下した」と示した。

■ベトナムの歩んだ道のりと経験を発信。
・また飢餓撲滅と貧困削減におけるベトナムの経験から得た3つの教訓としてチン首相は「単純な経済成長を追求する目的で社会安全保障や環境を犠牲にしないこと」、「食糧安全保障を特に重視し農業を国の経済の柱と位置づけること」、「人間を主体とし人間への投資を優先し、科学技術・イノベーションに関わる質の高い人材を育成すること」を挙げた。
・更に「平和、安定、協力、発展を確保、推進し科学技術や開発問題特に貿易・農業・食糧安全保障を政治化しないこと。世界の農業と食料システムの効率化、適応力の向上、気候変動対応能力の向上を図ること等、包括的な飢餓撲滅・貧困削減を実施する上で肝心な事項を確保することの必要性を主張」した。

■同盟活動を引続きウォッチしていく。
・余談、国際会議でベトナムの存在を高めた事が窺えるニュースであり、またベトナムが之迄に歩んだ道のりで得た経験を「G20諸国、世界各国、国際組織等と連携し提供する用意がある」という表れでもある。
・アメリカで暮らす私の旧友、アジアで働く仲間等から時に「ベトナムではどんな暮らしを送っているのか」、「今度ベトナムに旅行をしようと考えている」等とメールが届く。同時に世界におけるベトナムのプレゼンスが国際社会に限らず私の身近でも高まっている事を実感している。
・『飢餓と貧困に対する世界同盟』が発足しその活動内容は各国との調整作業に入りその後実務に落込まれるだろうから、同盟が動き出す迄にはまだ少し時間を要する事と察しているが、少しでも早い段階で上述の目標が具現化される事を願い引続きウォッチしていく。

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