運転代行、庶民に浸透せず。
■ホーチミン市の交通違反が急増。
・最近のニュース、「2024年上半期ホーチミン市の交通違反が前年同期比41%増え、摘発逃れ路地での飲酒も増加」。
・同市人民委員会は8月15日「2024年に向けた交通安全および道路管理に関する会議を開催し上半期の取組みを総括」した。
■2024年上半期の違反取締まりで22.8億円の罰金を徴収。
・同市警察交通部は「飲酒運転が交通事故の約23%を占めている、と報告し引続き厳しい取締まりを行う方針を示した」、また同市の交通警察は「2024年上半期に35万2400件の違反を取締まり、22.8億円の罰金を科し5万4245件の免許停止処分」を行った。
・その中で「飲酒運転および麻薬関連の違反は8万7919件に達し前年同期比で41%増加している。交通事故は808件発生し223人が死亡、539人が負傷」した。
■エンドレスな交通違反取締り。
・余談、上述の厳しい取締りから同市民は目立たぬよう路地や自宅で飲酒しバイク文化であるベトナムでの酒席後は違法に交通手段を利用するケースが増えた、と報じられる。
・交通違反で捕まり運転手はその場で罰金が支払えなければ、バイクや車は没収され、それ以降罰金を支払い終えるまで彼らの足となるバイク等を利用する事は出来ず生活に支障をきたす。
・例えば政府と配車アプリ企業が連携して『飲んだら代行』なる手頃な価格帯で気軽に利用出来るサービスを支援、インフラを整備しない限り、実社会と規制の乖離に対する解決策がないままエンドレスな取締りは続くだろう。