過去と現在を纏う。
■Y2Kスタイル。
・最近のニュース、「ベトナム若者に『Y2Kスタイル』へK-Pop等の現代的要素取り入れたスタイルが流行」。
・『Y2Kスタイル』とは、2000年頃に流行したメイク、厚底ブーツやミニスカートといったギャル風ファッションに、K-popなどの現代的要素も取り入れてアレンジしたファッションとメイクを指す。
■いつの時代も若者はトレンドに敏感。
・トレンドを追う女性たちは「イ・ヒョリのミュージックビデオやSNS上の様々な動画を参考に、目元と唇に焦点を当てたメイクを施し、アイメイクはしっかりアイラインをひき、緑、紫、青などクール系のビビッドカラーのアイシャドウを使用」。
・「グリッターをプラスして目元を強調。リップは明るいヌードカラーを選び、リップグロスを使用する。髪はストレートロング。さらに、サングラス、キャップ、ヘアクリップなどのアクセサリーを使用して『Y2Kスタイル』を完成させる人もいる」。
■アオザイだけじゃないベトナムのファッション。
・余談、私はベトナムで暮らす前まで、ベトナムのファッションの事について恥ずかしながら「普通に皆アオザイを着ているのだろうか」等と想像していた。もちろん私が想像していたベトナムの景色、ノンラ―(三角帽子)をかぶる行商人、アオザイを纏う人を見かける事もあった。
・しかし実際ベトナムでは日本の様にスーツを着て仕事をしている人々もいれば、街中ではネイルをし、髪を染める若者は珍しくなく、そして片手には最新機種のiPhoneを持っている。そして市内には韓国ダンススクールもあるほど、確かにK-Popの影響を受けてファッションに韓流を取り入れる若者も一定数いる。
・昔と現代の流行を融合させて楽しむ、「温故知新」的なスタイルをスッと受入れる若い世代。今後彼らがベトナムをリードしていく存在になる事を思うと、今とは全く違う景色をこの国にもたらすのだろうと想像している。