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ベトナムのカケラたち 2024年5月

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ベトナムのニュースや日常の出来事、様々なカケラからこの国を俯瞰し且つ細部にもフォーカスしながら立体的にべトナムの今を全体像を掴められるよう努めた。「百間は一見にしかず」ではあるが…
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#ホーチミン

コロナ禍前の経済状況へ。

■ベトナム2大都市での空家増加。 ・最近のニュース、「家賃高騰とEC競争激化等原因、ベトナム2大都市(ハノイ及びホーチミン)は2020年後半から始まった空家の波、コロナ収束後一時的に改善も2023年末から現在迄再び空家が増加する」。 ・ホーチミン市とハノイ市の中心街、多くの店舗が空家となり家主は高額賃料を求め、借り手は経済状況の厳しさからコスト削減を模索している状況だ。 ■小売業は岐路に立つ。 ・ホーチミン市1区では、有名な『ベンタイン市場』や『高島屋ホーチミン』付近のグエ

陸路の車窓から。

■航空券価格が高騰。 ・最近のニュース、「ベトナムは物価上昇、航空機設備や燃料費等高騰で航空券価格は年初比で20%増加、緩和には各部門の協力必須」。 ・現在「ベトナムでは航空券価格が高騰し続けているが、航空会社は赤字を計上し、観光業も打撃を受けている」のは何故か。本報道では、物価上昇、燃料費高騰、航空機の設備費用、為替変動コストの増加等が原因とされている。 ・ベトナム航空は「現在、世界およびベトナムの航空業界は1人当たり約156円の利益しか得られていない。悪天候などの要因で少

『蓮の蕾』をモチーフに。

■ベトナム最高層ビル。 ・最近のニュース、「ハノイ市ホン川(紅河)北部地域のスマートシティ内に『108階建て金融タワー(投資総額1560億円)』、ベトナム最高層ビル完成は2032年を予定」。 ・先日、「同タワーのデザインコンペが行われ、米企業(米国最大級の建築設計会社スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル)が最優秀賞を獲得した」。 ・同企業の設計は「現代建築と伝統建築を組み合わせており、また周囲の風景を360度見渡すことができる」。 ■ノース ハノイ スマートシティ。

数ヵ国語話すベトナム人。

■ベトナム人の純資産。 ・最近のニュース、「ホーチミン市1.5億円超保有の個人数は過去10年で倍増、純資産46億円の超富裕層は2028年迄に1000人を超える」。 ・ヘンリー&パートナーズ調査結果は「世界的な資産情報会社『ニュー・ワールド・ウェルス(New World Wealth)』のレポートではベトナムの富が今後10年間で125%急増すると予測」した、また「ホーチミン市はアジアの次の大きな億万長者のホットスポット」とも示した。 ■富裕層増加の理由。 ・「ベトナムのホーチ

上さえ向ければ。

■電力消費の削減。 ・最近のニュース、「ホーチミン市は2023〜2025年及びそれ以降の年にわたり、市内照明活動の電力消費30%削減を目指し達成には365億円を要する」。 ・ホーチチミン市建設局は「現行の高圧ナトリウムランプ(HPS/10万3374セット)及びメタルハライドランプ(MH/1461セット)を全てLED照明に交換し、都市照明システムを地下化するためには365億円が必要」とした。 ・上述のセット数全てに対するLED照明交換費用は61億円、都市照明設備の地下化304億

綴られる青春。

▪️ベトナム南部のビーチリゾート。 ・最近のニュース、「ベトナム南部/人気観光地のブンタウ、連休の観光客は約63万人」。 ・ベトナム南部のバリア=ブンタウ省での観光業が大きく成功し「4月30日と5月1日を祝う5連休中に41億2611万円の観光収入があった」と同省観光局長は述べた。 ▪️観光客で賑わうビーチ。 ・上述の収入は「前年同期比で約25%増加し特に宿泊客数は約19万人に達し50%の増加を見せた」との事。 ・また「国際観光客も約2万9000人となり、前年比で92%増加し

無料水、暑い季節の風物詩。

■北部は記録的な猛暑。 ・最近のニュース、「ベトナムでは記録的な猛暑の影響で電力消費量が高水準に達する」。 ・エネルギー管理局は「特に北部地方での気温上昇が顕著であり4月30日から5月1日を祝う連休中に電力消費量が日平均で9億4660万kWhに達した。これは4月初旬と比較して8090万kWhも増加した」。 🔳火力発電もフル稼働。 ・今年初めから現在にかけて、「国の電力負荷は2023年同期と比べて11.2%増加」している。 ・ピーク時の電力需要に対応するため、石炭火力発電の稼