見出し画像

結婚したい!と思ったきっかけは、犯罪者がつくってくれた...?!

この人と結婚したい!夫と結婚してよかった!と思った瞬間を、ハッキリと覚えているので、noteに書いてみようと思います(誰得)

ちなみに、友人には自分の話を、自らしないほうなので(基本聞き役が多い)
noteを読んでくださる方しか、知らないことも多いでしょう。これからも、よろしくお願いいたします(なにを)

さて、夫が彼氏の時
「この人となら、結婚できる…!」と、明確に思った瞬間があります。

結婚して、もうすぐ3年
「夫と、結婚してよかった…!」と思った事件について、つらつらとお話しします。

いつか結婚を考えている方や、
他の夫婦はどうなんだろう
犯罪者って、どういうこと?と

興味を持ってくださる方が
いらっしゃいましたら

いらっしゃいませ。アラサーのすずです。
(早く本題を書け)



◇◇◇

結婚したい!と思ったきっかけを
作ってくれたのは...犯罪者だった?!

(実話)


彼とは付き合って数ヶ月、半同棲状態。
仕事終わりが深夜で、彼の家に到着し、シャワーを借りようと、浴室に入って、お湯をひねった

そのとき。

「ん?」

浴室のルーバー窓(ブラインドのように角度がついて、目隠しになる窓)の隙間から、チラッと何かが見えた。

(え、人?スマホ?)

とても怖くなった私は、静かにお湯をしめて、浴室から退室。


バスタオルを巻いた状態で、彼の元へ行き


「お風呂にね、入ろうと思ったんだけど。窓の隙間からカメラ?人?が見えた気がして、怖くて。こんな姿でごめん。怖くて出てきた」

スクっと、真顔で静かに立ち上がる彼。

「ちょっと、待ってて。ここにいてね」と、一言だけ残し、外に出ていく。


バスタオル姿のまま、怯えてリビングに座り込む私。


ーー

なかなか帰ってこない彼。


彼に何かあったらどうしよう。
犯人が逆上して、襲われていたら、どうしよう。
怖い、怖い。と、恐怖と不安がループ。

服を着て、立ち上がり、彼の部屋のキッチンで
ひとり悩む。。。どうすべきか。

うん。

【帰ってこない彼を助けにいこう!でも、犯人と戦うことになったら?そうだ!武器を持っていこう】

・包丁では、◯してしまうかもしれないからNGだ(正当防衛でも、それはしんどい)

・子供のころ鍵っ子で、ひとりのときに「泥棒がきたら、大きいフォークで戦おう!」と、本気で思っていたけど、現実的に、長さが短すぎるNG!
(子供の頃の私よ、フォーク不採用。ごめん)

・ちょうどいい武器は、どれ?・・・早く!彼を助けに行かなくちゃ・・・!こ、これだ・・・!
恐怖で極限状態のすずの脳内。マジのやつ。


彼のキッチンで、武器を拝借し
ズボンのポケットに入れて、彼を探しに行った。

ポケットの武器に、手をかけながら。
(拳銃片手の刑事か)


ーー

深夜のアパートの周りには、誰もいない。
声も聞こえない。
住人がよく通るような道を、恐る恐る歩いて、彼を探した。


見つからないじゃないか。


「やばい、犯人にどこか連れて行かれたとか、ないよね?! やばい、こわい、やばい」

恐怖から、語彙力が著しく低下した私は、1度アパートまで戻り、彼が帰宅していないか確認するが、誰もいない。


彼が、半袖ハーパンの捨て身(部屋着)で出て行ったため、鍵もかけられず、泥棒が入らないかも不安だった。(東京で鍵閉めないのは危険)




彼は、スマホだけ持って行った気がしたので、
LINEと、電話をしてみることに。

...応答がない。既読にもならない。やばい。
(語彙力と彼氏よ、戻ってきてくれ)

数分後、既読になり、ちょっと近くの道まで来れる?と彼から連絡が来た。

ーー

道の先にいた彼と、隣には知らない男。

意味がわからず、キョトンとしている私を前に、
彼が口を開いた。

「ほら、謝まって」



「...すみませんでした」(知らん若造、私へ謝罪)

キョトン。(私)


「この子、家に送ってくるから。先に戻っててね」


見るからに若い男の子と、話しながら歩いていく彼


言われた通り、先に家に戻り、玄関で立ち尽くして、彼を待った。




すみませんでしたってことは、あの子が犯人?
家に送るってなんだろう?20前後の男の子だったな。日本人かな、濃い顔だったな。いやそんなことはどうでもいい。謝って双方が認めた=示談ってことかな。それより、家に送るって?どういうことかな。

と、ポケットに武器を入れたまま(混乱して出すの忘れて)熟考してみたものの、やっぱり今起こっているのこと、意味が分からなかった。

なぜ長い時間、彼氏は外にいたのか、犯人をどうやって捕まえたのか、謝って示談までになった経緯が、皆目見当がつかない。


「ただいま〜、大丈夫?怖かったね。」
と、頭をポンポンされ、私のポケットを見て、
「なにそれ...?どうしたの?ふふっ」と笑われた。

私「そんなことより、ケガはない?大丈夫?何があったの?」

「俺は全然平気だよ。...んー、結論から言うと、あの子が帰宅途中、すずを見つけて、家に入るのを見たらしいの。それでお風呂の電気が付いたから、魔が差したんだって。」

「え!ただの犯罪じゃん、犯罪者じゃん」

「そうなのよ」

「それを聞き出すまで、どうやったの?」

「外に出たときに、アパートを離れる人が見えたから、ついて行って、スマホで背中写真を撮り続けたら、振り返ったから顔も撮ったのね。」

うん。
(音で振り向かせて、顔を撮影したってことか、、頭良すぎる)

「覗きをしていたの知ってます。これを警察に出すことは簡単だよ。ネットにバラまくことだってできるよ。出来心だとしても、自分のこれからの人生を、よく考えてごらんって話したの。おじさんなら即警察だったけど、若かったから俺も悩んでさ・・・」

うん。
(犯人と対面した彼の冷静さ、相手への提案と、問題提起。どんなスピードで頭が回転してるんだ)

「それで、身分証を撮らせてもらったら学生でさ、住んでいる家まで案内してもらったら、近所でね。今までも、来ていたの?って聞いたら、本当に初めてですって、すごく謝られて。まぁその他、色々話したけど、俺に謝るんじゃなくて、彼女に謝ろうか。怖がってたよって話したの」

うん。
(身分証の撮影。なるほど、逃げられないように、更なる証拠を)


「彼を家まで送ったときも色々話して、身分証も撮ってあるから、いつでも警察に出せるからね、自分の人生こんなことで終わりたくないよね?また見つけたら、すぐ警察に出すよ。世の中、見てる人はいるからね、みたいなことを話して、帰って来たよ」

!!!目が、ぱちくり。
(大人な対応すぎて、声もでない)


安心して、泣き崩れる私。


「ケガがなくて、よかった。私のせいで何かあったら、どうしようって、あなたを守らなきゃ!って、この武器を持ってさ」

彼は笑いながら「なんで、この武器にしたの?笑」と聞いてきた。



「ほら私、バドミントン部だったでしょ。叩く力は強いと思うんだ。筋トレで握力も30超えてたし。犯人を叩いて、あなたを守れると思ったの。包丁じゃ、犯人を間違って◯しちゃったら悲しいもの」

泣き笑いした顔で、ピザ生地用の麺棒を片手に、
デモンストレーションしながら、彼に説明した。


こうっ。


「ほら、木で長いし、元バド部の腕の振り、マジで強いと思うんだ。これで犯人をエイヤーってさ!」


ねっ?


「あ、ありがとう。ふふふ。守ってくれようとしたんだね。愛を感じるよ。ぷぷぷ」

「笑わないでよ!笑。私なりに真剣に考えた上での、セレクトだったんだよ。笑」


この一件で、
彼のズバ抜けた判断能力と、冷静さ、行動力、正義感をみた私は、
彼が味方でいてくれたら最強だ、頼り甲斐がある、結婚したい人を見つけた!と思った。

(と同時に、頭が良すぎて、敵に回したら怖いな…とも思った笑)



今でも、麺棒を見るたびに

「お、すずの武器じゃん」

「そうそう!これで、守るからね!」


と、ふざけて笑う夫婦なのであった。


ーー

私のことも、未成年の犯罪者のことも、相手の立場になって考えて、行動できる夫。付き合っている時も、結婚後も、いまだ尊敬が止まらない。

産んでくださった、お義母さんに感謝して、母の日ギフトを予約した。
どうやって育てたら、こんなに優しい男の子が育つのかを、いつかお義母さんに聞いてみよう。

逆に、夫には「すずは、いつも優しすぎる」と言われ
お義母さんには「優しくて、天使みたいな子!」と言われるが、あなたがた親子のほうが、私にとっては、神レベルですわ。

この天使話を、うちの母に話したら「私は、すごい子供を産んでしまったわ!優しくて天使だなんて!」と、自画自賛が始まってしまい、母のように自己肯定感が高かったらなぁなんて、母を羨ましく思うのであった。


もうすぐ母の日、毎年、何をプレゼントしようか悩む。あと、渡すのって照れくさい。渡すけど。このご時世だから、宅配便で手配したけど。

夫と結婚して良かったのは、母が安心してくれたって点もある。
「仲良し夫婦で、お母さん安心しちゃう♡」と、私の10倍以上のテンションのLINEが、定期的に届く。

ハイテンションな母の、話を聞くたびに(基本聞き役)

私は完全に、多くを語らない父に似たな、と思うのであった。


1番贈り物で悩むのは、父の日なんだよなぁ。


(ちなみに今年の母の日は、茅乃舎のお出汁セット)


われら夫婦に起きた、半同棲珍事件いかがでしたでしょうか。実話なので、驚きです。自分たちに。


フッと思ったら、
ぜひ、♡ハート♡を押してみてください。
その親指に、感謝申し上げます。ありがたや〜!


最後の婚活のはじめかた アラサーすず*

「だれかに役立ちますように」と時間をかけて書いています。 あなたのサポートは、めぐりめぐって誰かのために...♪ ぐるぐる、まわる。