ユニットごっこについて。
少し前、同級生から電話があった。だいたい取らないけど、なぜかその日は電話に出た。
だいたい取らないの?なんで?(*'ω'*)
別に話すことなんてないもん…(´・_・`)
わぁ、とっても素直な人柄ね٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
中学生の頃の話をした。長電話の予感がしてすぐに切る言い訳を手に持っていたが、
「そういえばそうだったっけな…」
と、話をしながら色々と思い出すことがあった。
人と話すことや大人数が嫌いで、友達も思い出も少ない子供。何よりも学校という施設が嫌い。
それがその話を聞くまでの、子供の頃の僕の記憶だった。未だに仕事でどこかの学校に出入りするとなぜか気分が落ち込むこともあるくらい学校の雰囲気が苦手だったりもする。
でも、そういえばそうだった。
部活を引退してからは、仲の良い同級生と6人から10人くらいで毎日はしゃいで馬鹿笑いしながら下校していた。
帰る方向に関係なくなぜか全員が僕の家まで一緒に帰ってきて、そこで解散するという謎のルートがあった。時々、家の前で長く喋っていることもあった。
時々?なんで時々なの?(*'ω'*)
だって、早く一人でゲームしたいから(´・_・`)
ポケモンは戦う道具じゃない友達だ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
家が反対方向の同級生は僕の家までわざわざ来てそこから歩いて帰るということで、事故にあったらどうするんだと親に叱られる人もいたけど、それでもなぜかみんな家の前まで来ていた。
「ゼリちゃんは面白いし、温かかったんだよ」
だよ?関東弁なの?(*'▽'*)
関東弁のほうが雰囲気でるかなって(´・_・`)
めっちゃ温かったんやでぇー٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
その仲良しグループの中には、引退試合間近に退部した人がいた。スタメンで点取り屋ということもあって、顧問の先生も他の部員達も必死で止めていた。理由は受験勉強だと言っていたけど、それだけではないことになんとなく気づいていた。
その人は明るくて勉強もできて僕とはまるで正反対だったけど、嫌な想いをしていることを知っていた。弱音なんて聞いたことはなかったけど、絶対に部活がもう嫌になったんだと思った。
「ゼリ沢があいつとは一番仲が良いってみんな言ってるから、本当にお前に頼るしかない。このチームはあいつがいないと絶対にダメだ」
顧問の先生が僕にそんな話をした時、絶対に先生は間違えてると思った。絶対に彼を辞めさせてやると強く心に誓った。
え?なんでなんで??(*'ω'*)
京都の正義感って呼ばれてるからかな(´・_・`)
京都のB型代表!ただの天邪鬼٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
点取り屋が抜けて、やがて早めの引退を迎える。それから、ほとんどの部員は退部した彼とは口を利くことはなかった。僕はそれも気に食わなかったのか、何かあるとしつこく彼の名前を呼んでいたそうで、仲良しチームのみんなはそれに気づいていたのだとか。
で、何が言いたいの?(*'ω'*)
いや、俺めっちゃいい奴やんって…(´・_・`)
うんうん、言ったもん勝ちだ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
プロレスが大好きということもあって、大人になった今でもすぐにユニットやチームを作りたくなる癖がある。今思えば、あれが初めてのチームゼリだったのかもしれない。
これから新しい職場でもチーム作りをやっていかなきゃいけない。だからというわけでもないけど、なんだかとても良い電話だったような気がした。
ちなみに、その退部した人は元親友であり元相方でもある人の親や生い立ちを小馬鹿にしたので関係はなくなり、元相方とは去年にちょっと…ね。
ねぇねぇ、そこまで話す必要あった?(*'ω'*)
もはや止まれぬ…みたいな…(´・_・`)
ハッピーエンド過ぎちゃった٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
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