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必要な暇
今日は息子の友達親子と自転車で少し遠くの公園へ。
ものすごい強風で砂まみれになりながらもよく遊んだな。息子がこんなに遊んだのは幼稚園以来かもしれない。
幼稚園時代は、洗濯機や洗面所が壊れないか心配になるほどいつも洋服を汚しまくって帰ってきた。
うわ、これ、どうしたらいいの?!
と言いつつ今日も目一杯いっぱい遊んだんだな、と思うとめんどくさくも嬉しかった。
小学生になって1年間、息子はほんとーによくがんばりました!
自分のいまやりたいことに没頭していた幼稚園生活から一転、やりたいことよりやるべきことをクラスメイトと足並み揃えてやる生活へ。よくもシフトできたなぁ。
不平不満を言いながらも、なんだかんだ楽しそうにすっかり順応してる息子が眩しく感じる。
だけど今回の休校という、めったにない機会があって、今日何しよう?と考えたり、子どもたちが寝てから1日を振り返ったりして、改めて暇があることの大切さをひしひしと感じる。
私の子どもだった時代とは違って、現代の子どもって本当に忙しそうだ。
家庭の方針にもよるけど、学校に塾に習い事、その合間にゲームやYouTubeみたり、ボーっとしたり、暇を持て余すことってほとんどないんじゃないかなと思う。
今回のコロナウィルス休校によって、習い事も塾も休みだったり、レジャースポットも図書館も休みとなると、選択肢はほんとに狭まる。
近所ではひたすら走ってる子、縄跳びしてる子などをいつもより見かける。
何か充実させてあげたいなと、過ごし方を思案もしたけど、見方によっては、「なにもない」ことで子ども自身が本当にやりたいことをしたり、時間をかけて何かを生み出すための時間とも思える。
まずは「子どもの時間」を子どもに返すことがいちばん大事なのかもしれない。
大人も何も予定がない日は何しよっかなーとウキウキするのだから、子どもにも時間をどう使うか委ねてみることにしよう。
日ごろできないボーっとすることや、休息に時間を充てたい子もいるかもしれない。
不登校の子どもも、休校だと少し気楽に外に出られるかもしれない。
物事にはいろいろな側面があるね。
卒業間近の一日一日って、とても思い出深い日々のはずで、今月卒業する子どもたちにとって休校は本当に切ないことだと思う。
かくいう私も、2年通った専門学校の卒業式がなくなってしまい、こんな歳になっても淋しいのだから、青春真っ只中の子どもたちはつらいだろうな。
どうか桜が咲く頃には終息してくれますように。
そうしたらお花見してお別れができるから。