「教育より学習」とは?
「教育より学習」(learning over education)というのは伊藤穰一さんが言っていることだ。「教育は誰かが自分にすること、学習は自分が自分にすること。」とおっしゃっていた。
教育はhowもしくはhow to(やり方)を教えることはできるし得意分野だ。しかしwhy(なぜそれをやるのか)という動機付けの部分を教えることは、なかなか難しい。自分が何にモチベーションを発揮するか、何が好きかということは個人的なことであるからだ。
学習というのは、自分でするものなので、自分が何にモチベーションを発揮するか、何が好きか、ということを常に考える。
もちろん教育、教わる、ということも必要ではあるが、なぜそれをやるのか、という動機、文脈(コンテキスト)が重要なのだろうと思う。
以前、汐見稔幸(しおみ としゆき)さんの「教えから学びへ;教育にとって一番大切なこと」という本の中に、徒弟制度について書かれていたのだが、現在の一定の年齢になったら義務教育、学校へ通い出すのではなく、以前は先生へ自ら師事を乞う(徒弟制度)というのが普通であった、ということである。
やはり自らやりたいことを学ぶことが重要なのだろう。
しかしながら先生方の教育に対する情熱、そしてこれまで私も沢山の事を教わってきて、感謝の一言である。
…私の勝手な意見を読んでいただきありがとうございます。以上。