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海外に出よう!

皆さんこんにちは。ガリベンボーイのShinです。

季節は寒くなりましたが、これからさらに寒くなり、暖かい食べ物などが恋しすぎる今日この頃ですが皆さんいかがお過ごしでしょうか。

私はと言いますと、相変わらず読書などしてガリガリベンベンしているわけですが、受験生は今が一番大変な時期ですね。
私も見習って、たるんだお腹と気を引き締め直そうと思います。

さて、最近ふと思ったのですが、これまで英語などぼちぼち、いや必死こいて学んできましたけれども、まだまだだなと思う昨今、やはり海外に少しは出て行った方が良いのかな、という心境です。もちろん英語を勉強しようと思ったのは、海外の人と楽しくおしゃべりしたいな、という理由からなのですが、それとはまた別の理由でそう思いました。

それというのは、日本を一度出て、海外から日本を見てみないとわからない事もあるのかなと思ったからです。

先日、とある大学の、ジェンダー教育を研究されている教授の方の講演会をお聞きする機会がありまして、その中でおっしゃっていたことを引用いたしますと、以前は日本の学校で男子は体育、女子は家庭科と、学ぶ教科が分かれていたそうです。その時に、生徒であった先生は、その時は特に疑問に思わなかったのですが、後々に考えてみるとジェンダーの観点からそれは不平等であるという事でした。男子だって家庭科を学びたい生徒はいるし、女子だって体育の授業を受けたい生徒だっているわけで、男子だから体育、女子だから家庭科というのは、やはり不平等であるという事でした。そしてそのジェンダーの観点から「不平等であることは、その体制の中にいると気づきにくい」のであるとおっしゃっていました。

話は変わりますが、同じように、例えば江戸時代に、多くの偉大な方々がいらっしゃる中で、その中に「士農工商」という身分制度が不平等であり、改善した方が良いという方ないし意見はあまりなかったと聞いたことがあります。これもやはりその体制の中にいると、その体制の不平等さに気づきにくい、ということかもしれません。

また、津田梅子は明治時代になり、海外へ留学することによって、日本の女性教育が、「良妻賢母」のための教育であることの不平等さに気づいたのでした。女性は大きくなったら家庭に入り、子育てをするという良妻賢母の教育から、男性と同じ、一個人として学問をして良いのだということを訴え、改革したのでした。

そんなことを思いまして、日本という体制の中にいたら、不平等とまではいかないまでも、何か問題点や改善点、はたまた良い所などが見えてこないのではないかと思った次第です。旅行でもなんでも良いから、海外に出て、そして外から日本を見ることで、そのような点が見えてくるのではないでしょうか。

せっかく英語を必死こいて、しこたま英単語なりなんなり覚えたんだから、もっと海外に出ようよ、なんて自分に言い聞かせております。

以上です。

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