「タナトスの誘惑」と「夜に駆ける」を行き来する冬の夜。駆け出した先には?
こんばんは!さいです。
最近Youtubeの音楽動画にハマっているのですが、
その中でもYOASOBIの動画を観て
かなり考えさせられる部分があったので
今日はその話です。
◆THE FIRST TAKEがすごい
少し前にはなりますが、
最初の自粛期間のあたりから、
アーティストの歌を一発撮りで配信するチャンネルができました。
その場の空気感が伝わりやすいように、
ピアノやアコースティックギターが1本などのように
ヴォーカルにフォーカスがあたる形になっているんです。
その動画を観て、
マカロニエンピツや緑黄色社会が好きになったのが私。
そしてYOASOBIの『夜に駆ける』
最初は、キレイな声で、とってもステキ。
いい曲だなって思っていたのですが、
思った以上に深い曲でした。
◆アニメーションがすごい
ミュージックビデオを合わせて観ていると、
かなり感じるものがあります。
色の表現だったり、動きの表現だったり。
出てくる僕の目線や、彼女のしぐさだったり。
藍にいなさんがアニメーションを担当。
オフィシャルページを見るとこれまたすごい。
少し話がそれましたが、
ミュージックビデオがいいんです。
この動画を観ながら、曲を聞きながら、
想いを馳せると。。。何だか苦しいかもしれない。
どうしてだろう?その答えが最後にありました。
◆『タナトスの誘惑』を読んでみると・・・
YOASOBIの特徴は、小説などの原作を曲として表現するところ。
なので、『夜に駆ける』も原作があるんです。
それが『タナトスの誘惑』
「これを読んだほうがいい」
「1分で読めるから」
そんな風に友達に言われたので、
読んでみると、先ほど感じていた違和感の答えが出てきました。
小説の中身については書きませんが、
曲の歌詞と、
そしてアニメーションと、
つながるんです。
そして、ヴォーカルのikuraちゃんの歌い方とも。
↑
これは、Youtubeの別の動画で、
ボイストレーナーの方が言っていました。
知れば知るほど深みが増していく音楽に感動したし、
つながった先にあるものを想像すると
考えさせられるんです。
「二人今、夜に駆け出していく」
最後の歌詞ですが、夜という時間。
それだけで、何かが起こる気がするし、
たくさんのストーリーがありそうだし。
自分自身のことを考えたとき、
昼とは違った、心の奥が見えてくるのが
いつも夜なんです。
駆け出した先にあるものは?
自分がこれから求めているものは?
答えがないからこそ、深まる世界がある。
こんな風に冬の夜に考えてみるのはいかがでしょうか?
ぜひ、動画や小説も見てみてくださいね。
それではまた!