レーベル名の由来やロゴのはなし
今回は、RETRONIKのレーベル名の由来やロゴについてご紹介です!
と、その前にボードゲームをはじめた頃について少し触れさせてください。
ボードゲームをはじめた頃のはなし
ボードゲームを遊ぶようになったのは2013年ごろだったと記憶しています。
『Im the BOSS』の日本語版がNGOさんから出た頃だったので。
当初は『RA』や『MOGUL』などの2000年前後に出版されたゲームを多く遊ばせてもらって、プレイヤー同士の読み合いの面白さに痺れたのを覚えています。最初は読み合いとか全然下手すぎて、ボロ負けしてましたねー。
で、徐々にコツが掴めてきた時には、すでに深い沼にはまってました 笑
ということで、ひと昔前のゲームがめちゃくちゃ好みなんです。
もちろん昨今のゲームのような戦略が複数あって、自分なりの最適解を目指すゴーイングマイウェイなプレイ感も大好物。自分で立てた戦略のパズルがうまくカチッとはまった瞬間は脳汁どばどばですよね。
でも、やっぱりボードゲームを始めた頃に触れたゲームは特別!
RETRONIKというレーベル名
少し余談を挿みましたが、本題に戻ってレーベル名の由来です。
RETRONIK = RETRO + NIK
古さを感じるものの愛好家。という意味を込めてレーベル名にしました。
直接攻撃ではないんだけどインタラクションが強めだなーというゲームに出会うと、心の中で「これこれ、これがいいんだよ」って頷いちゃうんです。
僕もいつかは2000年前後あたりのシンプルで読み合いが面白いゲームを作りたいな、なんて夢みてます。
ちなみにRETRONIKの一作目はインタラクション強めですが、今風の要素も入っている(つもり?)です。2月に概要など発表予定なのでお楽しみに。
ロゴのモチーフについて
レーベルの想いを踏まえた上で、さらにロゴでは自分のゲームデザインの特徴もどうにか表現できないものか、と考えました。
自分のゲームメカニクスの特徴は、中/重量級ゲームの中でもシンプルなメカニクスを組み合わせて構成している(と思っている…。)ので、デザイン的にも「仕組み」をイメージさせるシンプルなモチーフを組み合わせるのが良い塩梅かな、と。
で、モチーフは「レトロ × 仕組み → 歯車!」と捻りがないのですが、歯車を組み合わせることで、ゲームのメカニクスを表現することに決定。3つの異なる歯車(メカニクス)を層のように重ねることで、複雑な1つの大きな仕組み(ゲームのルール)になることを表現しました。
自分のゲームメカニクスのもう一つの特徴は、プレイヤー同士のインタラクションが多いところ。そこでメカニクスを囲う大きな円(プレイヤー同士がメカニクスを囲んでいるようなイメージ)を、歯車の背景に追加しました。
さらにインタラクションによる有機性も出したかったので、最後に文字以外は手書きで描き直しました。でもシェイプで作ったものを後からトレースしたので、あまり手書き感は出てないかもです。
ちなみに、RETRONIKのロゴは僕がデザインしております!
細かい余白などの部分は柴田にもアドバイスもらって、なんとか完成しました…。
アナログランチボックスとPOLAR POND GAMESも
せっかくの機会なので、残りの2つのレーベルについても由来とロゴのご紹介をしておきますね。
まずはアナログランチボックス。
先にも書きましたが、ボードゲームを始めた2013年当初はどのゲームも新鮮で面白く、驚きの連続!
毎回どんなコンポーネントが出てくるのか期待しながら箱を開けてました。
その時の気持ちが、弁当箱を開けるときの「わくわく感」に通じるなと思ってアナログランチボックスに。
ロゴもお弁当箱の蓋を開けるイメージで、レーベル名の「アナログ」にあわせて柴田に全て手書きで書いてもらいました。
続いて、POLAR POND GAMES。
一作目の『insect inc.』は自分がアートを担当したので、アナログランチボックスで出すのは違うし、どうしたもんかな…と。
で、考える間も無く、新たなレーベルを作ることにしました 笑(デジャヴ)
なので、立ち上げ時は「柴田がアートを担当していないゲームも発表するレーベル」以外は何も決まっておらず、何が出てくるか自分でもわからない…という状況でした。
というか、当時は『insect inc.』以降のゲームのアイデアがなかったんですよね!
で、「何が出てくるかわからない」ようなものを考えていた時に、北極とか南極とか極地にある池って何が棲んでいるかわからないし、未確認生物とか浪漫があるよなと思って「極地の池 = POLAR POND」と名付けました。
ロゴのアイコンも極地の池から出てきた未確認生物をイメージしてます。
僕が手書きで書いた生物のラフを元に、柴田にデザインしてもらいました。
二作目『ANTIQUE OR GHOST?』を翌年に発表して、こちらも小箱だったこともあり、小箱を中心に出すレーベルという方針が固まりました!
ということで、2回目の記事はレーベル名の由来やロゴについてご紹介させていただきました。そろそろゲームについての話もしていきたいなと思っとります!