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天窓の空に流れる時間


平日の午後2時
心地良い疲労の残る身体を、プール横の温かく大きな浴槽に委ね、天窓を見上げる
雲の間から見える空が青いと、それだけで自由な、解き放たれた感覚になる
「今、こんなことしてる!」

いつもなら本来この時間、オフィスではミーティングがあり、電話の折り返し対応があり、PCでの資料作成がある。雲間から見えるこの青空を想像することすらできずに日が暮れて、また同じ次の日を過ごす

時間の縛りがある日々のルーティン暮らしの中に組み込まれていると、とても小さなことだけれどこの自由がとても新鮮に感じられる
たまの有給休暇。この天窓に流れるような時間があることに気づけたこと自体が財産に思える・・

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会社勤めの時はそんなことをありありと感じていたっけ・・

独立し時間に裁量と余裕のある今、
自分はあの時と同じありがたみでこの天窓を見上げられているか?
安定した暮らしと引き換えに得たこの自由を、より「ありたい所」へと向かわせているか?

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差し込んだ昼の光が水面に反射するのを眺める
「はーい! 次、足バタバタするよ~」
隣のプールからキッズスクールの声が聞こえてきた



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