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木耐博士Nについて

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サブスクで安価、使いやすい、分かりやすい、サポート充実、補助金利用OK!の「木耐博士N」。その各種内容について記事にしています。
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記事一覧

03_補強プラン作成の流れ(有名人の家)

[ご質問・ご相談は、記事末尾の連絡先までお気軽にお問合せ下さい] 耐震補強プランを作成するまでの流れを記事にしましたのでご精読ください。 【1】ある有名人の家をサンプルとして説明します 下記は1990年築、埼玉県春日部市のある有名人の家です。 木造戸建て2階建てで、延床面積は96㎡、中古で購入されたそうです。 耐震診断の概要は下記の通り。 評点は0.75で、1階のY方向の評点が一番低いという結果でした。 ではこの物件の耐震補強プランを作成してみます。 【2】補強プ

01_特徴と他ソフトとの比較

【1】木耐博士Nとは、どんなソフトなのか? 本ソフトの4つの特徴 ①簡単シンプル操作:15分で診断書が作成可能           ご多忙でも時間をかけずに耐震診断・設計が可能に ②見やすい帳票  :壁の強さが色[赤・黄・青・黒]で表示           お施主様が一目で各部屋の耐震性を確認できます         ③補助金にも対応 :建築防災協会の技術評価を取得済           出力した帳票がそのまま補助金申請資料となります ④価格がリーズナブル:

02_診断書作成+補強案(埼玉’72物件)

[ご質問・ご相談は、記事末尾の連絡先までお気軽にお問合せ下さい] このたびは弊社耐震診断ソフト「木耐博士N」にご興味・ご関心を持って頂きましてありがとうございます。 耐震診断書を作成するまでの流れを記事にしましたのでご精読ください。 【1】実物件を15分で本当に作成可能か検証! サンプルとして、埼玉県川口市の実物件の現地調査票を用意しました。 調査票は3枚で ①建物概要 ②1階平面図 ③2階平面図 となっています。 これを木耐博士Nで入力していきます。 パンフレ

04_壁補強は柱の補強も含みます!

はじめての診断ソフトで補強設計をされる方は不安ですよね。 ここだけは押さえたい『耐震補強の3要素』の一つを紹介します。 『耐震補強の3要素』その① 【1】壁補強 = 耐力”壁”の補強 + ”柱”の補強  初心者の方は「何それ・・・?」という反応をされることも多いですが、耐力壁だけを設置され、柱の補強をされていない相談がとても多いのです。 具体的な事例で説明します。 下記はある有名人の家の耐震補強プランを作成している状態で、8箇所の壁補強を検討されています。(壁の中心

05_補強する壁はN値で判断!

『耐震補強の3要素』のその②です 前回のその①は、耐震補強は強い壁を入れるだけでなく、柱の補強も必要であることを説明しました。 それと関連しますが、今回の解説は補強設計ポイント② 【1】N値を参考に補強する壁を決めよう! 耐力壁を出隅に設置されているプランをよく見かけます。 N値はどれくらいですか?と伺うと「何それ?」と反応されることも・・ 例えば下記の事例では、居間の左右の出隅部分にY方向2か所の壁補強が設計されています。ただそのN値をみると、4.52~5.56

06_偏心率(壁の配置)で補強壁決定

いよいよ『耐震補強設計の3つのポイント』その③を解説します。 その前におさらいです。 補強設計のポイント その① 柱の接合ランクに注目 補強設計のポイント その② 柱のN値をみて補強する壁を選定 この2つに加え、最後が要素が下記になります。 【1】重心と剛心のバランスで補強壁を決めよう! 例えば、下記のある有名人の家の診断書では、どの壁を補強すれば良いでしょうか? まずダメな箇所からご説明します。 重さの中心で赤色の丸印の重心が図面中央にあります。 その重心