どうやら僕は思いあがっていたようです…
今回は自分が苦手とするタイプの相手についての愚痴と、それに関係した本のお話です。
最近、まわりの人たちの言動にイライラしてしまう事が多いと感じています。
そんな気持ちからのつぶやきがこちら
前向きに行動したいと思っているのですが、この後にさらにイライラする事が起きます。
そんなルールは全然聞いていないのに「こうする事になっているのにどうしてそうしないんだ?」的な事を言われました。
昔からの決まりかもしれないし、僕が知らなかっただけかもしれない。
でも、『なんでわざわざそんな感じの悪い言い方をするの?』
という気持ちがぬぐいきれない。
元々、問題意識が強くて問題解決が大好きなぼくは『よくない行動をしているあちらが悪い。』と考えてしまう。
でも、実際に無礼な態度をとる事が良くないのも事実だ。
ちょうど、最近読んだ「令和を生き抜く外資系の人材育成塾さん」の記事を思い出した。
令和を生き抜く外資系の人材育成塾さんのnoteは最近読み始めたが僕の心に響くものがある。こちらの記事はまさにタイムリーだった。
昔から、偉い人でも偉そうにせず謙虚な人が好きだった。そういう人になりたいと思ったし偉そうにはしていない(つもり)。
でも、嫌な態度をとってくる人に対する怒りと言うかモヤモヤする気持ちを打ち消すことができない😥
そんな僕が次に思い出した本がこちら
D・カーネギーの「人を動かす」
はっきり言って古い本だ。でも、本当に良い物は時代を超えて通用すると思っている。
こちらの本はザックリ言うと、人が抱える数々の悩みを歴史上の著名人の経験と行動を元に解決に導いてくれる。
これでもかとばかりに歴史上の著名人が出てくる。みんな凄い人だけど読んでいると人間味にあふれていてどんどん登場人物達が好きになる。
そんな中で僕が好きなのはアメリカ合衆国第16代大統領のエイブラハム・リンカーンの話だ。
彼の逸話はこの本の中にいくつも出てくるが一番印象的なのは「彼が最高に怒った時のエピソード」だ。
(実は本を引っ張り出して見つけようとしたが見つけられなかった。もしかしたら別のD・カーネギーの本かもしれない。我が家には彼の本が三冊ある。)
アメリカの南北戦争時代
敵の総大将が洪水のために逃げられない状況になり、そこを攻撃さえすればこの戦争を終わらせられるという局面。
自軍の将軍は行動を起こさずに無駄な会議をし続けて敵を逃がしてしまう。
リンカーンは彼を激しく糾弾する手紙を書くが送る事はなかった。
それはなぜか?
将軍が絶対的に間違っているしリンカーンには彼を責める権利がある。
でも、それをしたとして得られる物は何か?
敵の将軍はすでに逃げているので戦争は終わらない。
自軍の将軍を責めれば間違いなく彼から恨まれる。
得られるのは「自分が怒りをぶつけてスッキリするだけ」
しかも、相手に恨まれるオマケつき
リンカーンのこの手紙はリンカーンの死後に書類の間から見つかっている。
彼も沢山悩みながら決定を下していたと思うと親近感がわく。
セオドア・ルーズヴェルトも困った時には「リンカーンだったらどうするだろう?」と考えたと自分で語っている。
そんなエピソードを見た僕は怒りを相手に直接ぶつける事は滅多にない。
でも、怒っているし相手にそれを感じさせてしまう。
今回、リンカーンの記載を探していて気になった目次があった。
「誤りを指摘しない」
『目つき、口ぶり、身ぶりなどでも、相手の間違いを指摘する事ができるが、これはあからさまに相手を罵倒するのとなんら変わりない。』
相手は論理ではなく感情を傷つけられる。
英国のある政治家は息子に次のような処世訓を与えた。
「できれば、人よりかしこくなりなさい。しかし、それを人に知らせてはいけない。」
どうやら僕が相手に腹を立てている様子は
『僕はあなたより優れていて、あなたは間違えている。』
と言っている事になる。
正しいかどうかだけではなく、自分の行動や態度が相手に与える影響への配慮が足りなかったようだ。
正直、「嫌われる勇気」の相手が自分を嫌うとしてもそれは相手の問題という考え方が強すぎて相手への配慮が足りなかったようだ。
もう一度、「人を動かす」を読んで自分の感情や行動と向き合おうと思う。
ちなみに、僕が持っている製本版は1500円。kindle版は679円。
良い時代になったな~と思いつつ、どこでも読めるようにkindle版を購入する日は近いかもしれない。
僕の一人語りに最後までお付き合いいただきありがとうございます。
明日から、正しいだけでなく周りに良い影響を与える人間になれるよう頑張ります!