見出し画像

2度目の休職でいよいよ人生終わったと思った

29歳独身女です。

27歳社会人6年目の時にうつ病と診断され、半年の休職期間を過ごしました。

23歳で適応障害になり1度目の休職をしましたが、うつを発症していよいよ私の人生終わったなと思いながらスタートした2度目の休職期間。
当時の生活の様子を記したいと思います。

休職中の方で心細い思いをされている方に、こんな人間もいるんだなと思っていただき、少しばかりの安心材料になれば幸いです。

1社目の営業の仕事を1年半で辞めて、転職して営業事務の仕事に就きました。
事務の仕事を始めて3年が経ったころ、また限界を向かえて休職を決断します。

休職に至るまでのお話や原因などはまた別の記事で書くので、
今回は休職に入ったばかりの頃の様子を記します。

眠れない何もできない

休職に入って最初の1ヵ月間はとにかく何もできませんでした。
週1回近所の心療内科へ通うタスクをこなすことで精一杯。

1日中ベットの上で過ごすけれど、眠ることもできないからただベットの上でぼーっとするだけ。
ご飯は週1病院に行って薬をもらった帰り道に買いだめていた、カップ麺や冷凍食品を食べていました。

唯一毎日やっていたことはテレビを見ること。ただ、何故か人間をみるということと、ストーリーが複雑なものを見ることが苦痛でした。
ニュース・バラエティ・ドラマ・映画は難しく、ずっとアニメを見ていました。

出来るだけ操作なしでずっと流しておけるものを選んだ結果、
私は「銀魂」を見ていました。
あんなに面白いギャグアニメなのに、最初は内容が頭に全然入ってこなくてくすりとも笑えない。
物理的には目で見ているけれど、見ていない。そんな状態でした。

マイナスな言葉で頭がいっぱいになる

ベットの上で過ごしていると、マイナスな言葉で頭がいっぱいになりました。

「仕事を投げ出してみんなに迷惑をかけてしまった自分は社会人失格だ」
「また仕事休んで同じことを繰り返して自分は何をしているんだろう」
「こんな弱い自分がなさけない。社会不適合者だ。」
「自分って存在している価値があるのかな」
「何のために生まれてきちゃったんだろう」

こんな言葉で自分で自分を責めることばかりしていました。
自傷行為までは至りませんでしたが、自分が存在していることが嫌で仕方がなかったです。

少しずつ動けるようになっていく

そんな生活を続け、休職2ヵ月目に差し掛かったころ、ようやく少しずつ動けるようになっていきました。

まず、実家に帰ることにしました。最初の1カ月は乗り物に乗ることも出来なかったため
移動を躊躇していたのと、親に心配をかけたくなくて休職したことを隠していました。

でも週1回病院の先生に話す以外にも誰かに話さないともうだめだと思い、実家に帰って親に話すことを決意します。

親への報告は本当に軽い感じで「今仕事お休みしてるんだよね。うつになっちゃって。だから帰ってきた。」とだけ伝えました。
親はあまり多くを語らず、「そっか。いつまでいるの?」とだけ返ってきます。

「いつまでかは分からないけど1週間くらいかな?」
と伝えると、「めっちゃいるじゃーん!」と明るく返してくれます。

きっと心の中では心配でいっぱいなはずなのに、無理に詮索せずにいつも通り会話を続けてくれたことが本当にありがたくて、思いきって伝えて良かったなと心から思いました。

無償の愛に気づく

1週間実家にいて、親と何気ない会話をしたり、ご飯を作ってくれたり、洗濯をしてくれる毎日を過ごしました。

ふと気づいたのは、ご飯が私の好物ばかりということ。母なりにご飯を通して「元気になってね」という言葉を伝えてくれていたんだと思います。
言葉にはしなくても伝わってくるものがありました。

更に同時期に、一番の親友から「元気にしてる?」というLINEがきました。
3か月くらい連絡もしていなかったし、何も知らないはずなのに私を気遣って突然連絡をしてくれた親友。

思い切って現状の自分を報告してみると、無理やり励ますこともせず、「あなたのペースでゆっくり休んでね。必要になったらいつでもどこでも会いに行くから。」という内容の長文LINEを送ってくれました。
この言葉で、私はなんて幸せなんだろうと気づきました。

人生のどん底にいるときに手を差し伸べてくれる親友がいて、そっと寄り添ってくれる親がいて、なんて幸せなんだろうと。

「自分なんて存在している価値がない」
そう思っていた自分が大バカ者だなと思いました。

「自分はこんなに愛されているんだから、もっと自分で自分を愛してあげよう」と思えることができました。

いいなと思ったら応援しよう!

ちよ@2度の休職を経験したアラサー独身女
あなた様の貴重なお時間を使って私の作品を読んでいただき、本当にありがとうございます! お気に召していただけたらお気持ちをいただけると大変嬉しいです🌸 いただいたチップは、より良い作品を皆様に届けるための糧にさせていただきます!