泉の所在
「水は心にもいいかもしれないな」
と、彼の有名なサン=テグジュペリが産んだ星の王子様が言っていたのを思い出す。
そういえば私の泉どこいったんだ?
水が湧き出るあの泉はどこいった?
いつからか、徐々に、自らの心が動くポイントが変わってきている。その変化をしっかりと感じている。
そりゃ生きていれば当たり前かもしれない。
目に留まるもの、キャッチするもの、ものごとの落とし込み方までも、時間をかけてゆっくりと確実に変わってきている。
昔感動していたものに今感動しない
昔感動しなかったものに今感動する
昔気にしていた事が今気にならない
昔気にしてなかった事が今気になる
昔拒否していたものを今受け入れる
昔受け入れていたものを今拒否する
昔、人は外見は変わっていっても内面は然程変わらないものだとばかり思っていたが そうでもないのだということを今、身を以って感じている。
人の心って、こんなにも大きく変形できるんだなぁ。変色できるんだなぁ。と。
ただその変化によって自身の心の泉を見失っている気がして。
あれ、このあたり、ウルウルしてたはずなんだけどな…とか
あれ、こんなところに在ったんだ!とか
最近はそんなことばかり。
身を置く環境や関わる人や生活習慣などが絡み合いながら心の土地が耕されていく。
泉がどこにあるかなんて地図はあるわけもなく。
きっとどこかに在るであろうそれを、私たち人間は闇雲に探していく。
泉の所在が変わりつつあると感じる今がまさに
潮時だ。
今の自分の心に隠された泉を一つでも多く発掘すべく、生活環境にも人間関係にも生活習慣にも何か新しいものを取り入れて色々と試していきたいと思う。潤いを求めて。
全ては心の健康のために。
❤︎最後まで読んでくださりありがとうございます。