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金額設定の壁:一万円は高い?安い?

商品やサービスの金額はどのように決めていますか?

わたしが、NTT営業時代に教えられたのは、システム構築費用(原価)に対して、〇〇%を営業利益として載せる、というもの。

新卒で教えられたので、これが自分のなかで「当たり前」になっていました。

なので、ダクシナショップを始めた当初から、卸価格+必要経費(送料や梱包など)を計算して、それに対して利益を〇〇%乗せるから、販売価格はいくら、という計算を必死にしていました。
(もちろん原価計算はとっても大事。間違って赤字になっていたら大問題)

ありがたいことに、オーダーがたくさん入ってきて、忙しい日々を過ごしていました。
でも、なぜか、いつも「お金がない」
オーダーはたくさんあって、売れているはずなのに、お金がない。

そこで、ある日、はっと気が付きました。
物販で、20%の利益を取るとして、1万円のものを売ったら、利益は2000円。
趣味の範囲でなく、生活費を稼ごうと思うと、毎月100万円の売上があったとしても、利益は20万円。ここから次の仕入れなどもすると、自由に使えるお金なんてほとんどない。
でも生きていくための生活費でどんどん出ていく。

そして、ついには、全財産2万円になっていました。
これが、プロフィールにも書いた全財産2万円のからくりです。


全財産2万円からの大逆転!一万円の壁とは?

金額設定について話をすると必ず思い出すのが、「一万円の壁」です。

上記のような金額設定に頭が凝り固まっていたので、この当時の私は、高い金額をつけることができませんでした。
だから、利益率を上げることができません。

でも、はたっと思いつきます。

高いって一体いくらだ?

そして、自分が無意識に、商品に一万円以上つけないように計算していることにはっと気が付きました。
例えば、スカートを販売する、となると、日本までの送料は2500円だから、スカートの本体は7300円、合計9800円にしよう。
そんな風に利益を調整していたのです!

本当に無意識に!

これに気が付いたときは衝撃でした。

自分が「一万円のスカートは高い」と思っているから、無意識にスカートの金額を一万円以下に設定していました。

つまり、いまの商品・サービスの金額設定は、自分が無意識に「高い」「安い」と考える金額、自分が感じる価値に左右されています。

自分が金額設定をする際に、抱えてる思い込み。
まずはこれに気が付いていくことが大切だな、と実感した出来事でした。

このあと、「一万円のスカートは高い」という思い込みを手放したら、はじめて1万円以上の商品を販売することができました!

みなさんは、いくらなら「高い」と感じ、いくらなら「安い」と感じますか?

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