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労働者性 判断基準 見直しは必要か不要かー厚生労働省の研究会で論争に
厚生労働省「労働基準関係法制研究会」は現在(2024年5月31日)第7回研究会まで開催され、議事録は第3回研究会まで公開されています。
労働基準関係法制研究会(厚生労働省サイト)
「安藤先生の御指摘は大変重要だ」
厚労省の労働基準関係法制研究会の第3回議事録に記載された最後の荒木尚志座長の発言に「安藤(至大)先生の御指摘は大変重要だ」とあります。つまり、荒木尚志座長が最後に意見を述べて、労働基準法「労働者」判断基準見直し(労働基準法などにおける労働者範囲拡大)問題に関する安藤至大委員の意見が(安藤至大委員の前に意見を述べた)水町勇一郎委員や首藤若菜委員の意見よりも「大変重要」と結論付けています。
水町勇一郎委員や首藤若菜委員の発言後に安藤至大委員は
では、安藤至大委員はどう意見を述べたのかと言うと、水町勇一郎委員や首藤若菜委員の発言後に安藤至大委員は「働く人が労働者でないと判断されると、それは何か企業にとって有利であり、また労働者にとって不利であると一面的に捉えられるのかということには、少し疑問を持ちました」と発言しています。
トラックドライバーは何を目指しているかといったら、お金を貯めて
そして「先ほど、トラックドライバーの話、首藤先生からも水町先生からもございましたが、雇われて働くトラックドライバーは何を目指しているかといったら、お金を貯めて、いつかは自分で車を買うことを希望しているケースは多くあります。そして、自分が個人で請けたほうが圧倒的に儲かるし、自由裁量が効くということで、雇われているよりも自営して請負になりたいのだと言っているわけです」と安藤委員は厚生労働省の労働基準法などの改正を検討する研究会でつづけて発言しています。
安藤至大委員は何を根拠にして発言しているのだろうか? 安藤至大委員は何かトラックドライバーに働き方に関する調査アンケートでも実施したのだろうか?
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