コロンビア人の多くが、「今」を大事にする理由
前にも書いたかもしれませんが
ここコロンビアの人たちには
我々日本人と比較すると
とても刹那主義的なところがあります。
悪い言い方をすると、「先のことを考えていない」
良い言い方だと「今を大事にしている」
ということです。
ですので、将来に対する不安というのは
日本人に比べて少なく感じますし、
一方で、「もう少し長期的に考えなよ」
なんて思うことがあります。
これは国民性であり、
そういうDNAなのかなと思っていました。
でも、先日、とあることを聞いて
すごく納得がいったのです。
それは、
寒い冬を過ごさなければいけない地域の人達は
自然と未来のことを考え、
計画性が高い傾向がある
という内容の話です。
なぜなら、寒い冬が来て雪が降り、
食べ物が取れない、外に出られないなどとなると
当然、そのための準備が必要になり、
では何がどのくらい必要なのか、
などといった「計画」「予測」が必要になるからです。
なるほどねーーーーー!!!!!
と、妙に合点がいきました。
「ラテンアメリカ」と言っても巨大で、
南極に近い地域もありますし、雪深いエリアもあります。
だから私は、「ラテン人は」みたいな言い方をするのが
あまり好きではありませんので、
ここではあくまで私の知っている「コロンビア人は」と
限定して言いますが、
コロンビアには基本的に冬がありません。
そのため、「冬」のための準備をする必要はありません。
基本的にいつも美味しい果物がとれ、
貧困や気候変動などの要素はあれど、
季節という理由で食べ物に困るということは
ほとんどないと思います。
これが、彼らの「刹那主義的」な部分の
理由なのではないかと仮定しています。
一方で、ここで暮らしているうちに
もう一つ、別の仮説も出てきました。
それは明日、お話します。