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「初日」に失敗してもダイジョーブ
私は、いわゆる「アメリカンジョーク」というものがわからない。
わからない、というのは「どこが面白いの?」というわけではなく、本当にわからないのだ。理解ができない。アメリカンジョークを言われてしまうと、「・・・はて?」と、ポカーン( ゚д゚)としてしまう。(この顔文字、懐かしいな・・・笑)
Netflix大好き人間の私は、ときどき家で洋画や海外ドラマを楽しむのだけれど、そのときもたまにひとりで、ポカーン( ゚д゚)としてしまう。渡辺直美さんやゆりやんレトリィバァさんがモノマネするタイプのアメリカンなノリは笑えるし、例えば海外ドラマ「SUITS」でハーヴィーやマイクがお互いを煽るようなやり取りのcoolな感じとかは、なんとなくわかる。
ただ、洋画とかで見る一般家庭内や普通の友人間のアメリカンジョークに、ついていけないのだ。面白さを味わいたい気持ちはあるので、こればっかしは、カルチャーの違いかしらのぉ。。。と切なくなることもしばしば。
ただ、先日観たNetflix映画「ダンプリン」でテキサスに住む女の子が発した一言が、ジョークなんだろうけれど、なんとも温かくて好きだったので、勝手に紹介します。
「ダンプリン」は、ざっくり言うと、地元のミスコン女王の娘に生まれた太った女の子が、その「見た目至上主義」の考え方に抗議すべく母親が主催するミスコンに出場する、という物語。
その主人公の女の子が、新学期初日に学校で太っていることをイジられ、同級生の男の子を張り倒してしまう。そして、初日早々停学処分を食らうのだ。
女の子は傷付いたのと恥ずかしいのと悔しいのとで、そのまま家に帰ってふさぎ込んでしまうのだけど、そこで彼女を励まそうと家にやってくるのが、幼馴染の女の子。
家にずかずかと入り、ベッドでふさぎこむ彼女にかけた最初の言葉はこれだった。しかも、超ぶっきらぼうに。
『初日から停学なんて、はりきってんなぁ!!』
最高じゃない?笑
これ以上ない、励ましの言葉だと思ったわ。
「第一印象が命」とか「出だしが肝心」とか「勝負の日」とか言われると、無駄なくらい緊張しちゃう私たち。入学初日、新学期初日、入社初日、転職初日、プレゼン日、受験日、、、。そんな日の失敗も笑えるように。
こういうネガティブ吹き飛ばしジョークみたいなのを学んで、自分のボキャブラリーにちゃんと閉まっておきたいね。と、思ったのでした。
こんな素敵な友達を持った主人公の女の子は、太ってようが停学だろうが、幸せ者だわ。
Sae
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