片頭痛は鳴り止まない_2023_1

前回の投稿からどのくらいの月日が経っただろうか。

確認してみると半年以上が経過していた。この間、記憶は曖昧だし断片的で多少前後しているかもしれないが、ようやく振り返る余力ができたようなのでざっくりと振り返ってみる。

何かと整理されておらず雑多な文になるだろうが、今の私の頭の中の状況をそのまま記述していこうと思う。

2022年12月
週5で頭痛。首、背中の痛み、全身の重み、自律神経失調、無気力感。この呪いのような症状の感覚は以前書いたことがある。

https://note.com/sadashugi/n/nf3628d538482

ともすればしずかちゃん並みに風呂を愛してやまず、毎日入らないと気が済まないくらいなのだが、いよいよ風呂に入るのも危うくなってきていた。何せ体が動かない。心療内科でもらったジアゼパムは無気力感や全身の重みが増したので怖くなって飲むのをやめた。また、ほとんど動けなくなってきたので脳神経クリニックを近所の病院に変えた。

クリスマスには妻の友人がフランスから家族を連れて遊びに来ていたが、それに顔を出すことも出来ず、年越しには妻の家族が遊びに来ていたが、その場にいるだけでやっとだった。なにしろ体調が悪過ぎてあんまり生きた心地がしなかった。

2023年1月
ほぼ毎日頭痛。希死念慮、自律神経失調、無気力感が非道い。
ここ数ヶ月スマトリプタンという片頭痛薬を月に15錠は飲んでいた。月に10錠以上飲む生活を3ヶ月続けると薬物乱用頭痛になるようなので、それも併発していたのかもしれない。気づけば具体的な自殺の方法などネットで調べたり、羊の解体の動画を見ながら寝るなどしていた。自分以外の痛みを思うことで自分の痛みから逃れようとしていたのかもしれない。脳神経クリニックでは注射薬をアイモビーグに変えた。

2月
序盤は少し体調が良くなり、町内のお寺や神社を徘徊（ウォーキング）するなどした。片頭痛の注射薬が効いてきたのかな？などと思っている矢先にヘヴィな片頭痛がやってきた。胆汁が出るまで吐いた。水も飲めない。ウィダーインゼリーを舐めてやり過ごした。
中盤以降は再びほぼ毎日頭痛。希死念慮、自律神経失調、無気力感の日々が続いた。なんでもいいからもう殺してくれというやつだ。

3月
何かを変えねばということで誕生日は箱根で家族と1泊2日の旅行に行ったのだが、途中車で寝込んでいたり片頭痛薬を使ったりなかなかの強行だった。早朝、ホテルで目を覚ましてヴェランダに出てアールグレイを飲みながら芦ノ湖の凪いだ水面を見ていると、

「この状態というのは、片頭痛という病気を治すために通院して薬物等を用いて治療するというアプローチだけではなく、そもそもの原因である脳や自律神経等の人体の構造の理解を深めながら生活習慣や思考方法や体質改善など、多面的なライフスタイルの再構築に取り組むのも良いのではないか」という考えが浮かんできた。

今思えば旅が功を奏し、一時的に場所を変えたことで絶望的な視点からやや俯瞰的な視点で現状を見ることができたのかもしれない。

家に帰ってひとまず脳や自律神経の構造について知ろうと思い、まずはおもむろにネットフリックスで検索してみると、瞑想ガイドの動画が目に止まった。

https://www.netflix.com/jp/title/81280926

（まるで青汁のCMみたいなタイミングでいきなり瞑想の動画がブッ込まれて来たが、この動画を紹介したところで僕には一銭も入ってこないことをご了承いただきたい。）

僕は日頃から仏教の本を好んで読んでおり（笑）、仏像を見るのもお寺巡りも好きなので、いっちょやってみっかという気になった。

夜、寝る前にこれを1週間続けてみた。音声ガイドや映像のイメージがあるので大変わかりやすい。テンションを上げるために無印のアロマディフューザーでスウィートオレンジとティートリーを合わせたアロマオイルも焚いてみた。するとどうだろう。痛みを俯瞰的に見たり、心の動きに気づけるようになったような気がした。

中盤、ついに妻に影響が出た。持病のヘルニアが悪化し、ほとんどまともに歩けなくなってしまった。もちろん妻の仕事が忙しくなっていたこともあるだろうが、僕の状況も大いに影響していたことだろう。大変に気の毒である。不思議なことに、それとほぼ同時に僕の調子も持ち直してきた。間一髪である。夫婦で共倒れていたら子供達はどうなっていたことだろう。

終盤は子供達の春休みが到来する。春休み期間は鹿児島へ帰省する予定だったのだが、妻は飛行機はおろか家から出るのもやっとだったのでキャンセルとなった。妻は動けず、子らは元気満点。この辺りはてんやわんやで時間感覚があやふやだ。頭痛の日もあったがひーひー言いながらやり過ごした。正直あんまり覚えていない。

4月以降は次回に続く。（また頭痛がきたら続かないかもしれない