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株式投資の銘柄選び|中小型株・要注目の5銘柄【2025】

株式投資の銘柄選び、特に中小型株の探し方に悩む方へ。

2025年は日米ともに経済トレンドが大きく動く年と予測されます。特にアメリカのトランプ政権が打ち出す政策によって、円高、円安の大きな振れ幅も懸念される状況です。加えて、日本国内のインフレ圧力と、伸び悩む賃金問題も避けては通れません。

そこで、今回は資産を増やすための株式投資について徹底解説。なかでも、いま注目されている中小型株の有望5銘柄を紹介します。

今買うべき株について、銘柄選びの参考にしてください。

 

2025年の株式投資 注目銘柄|成長する中小型株5選

2025年の株式投資 注目銘柄|成長する中小型株5選
(※)あくまでも注目銘柄の紹介記事です。投資を推奨するものではありません。

2025年の株式投資において、中小型株は成長余地が大きくおすすめです。なかでも、特に為替や景気動向に左右されにくい5銘柄を紹介します。

いずれの銘柄も、筆者は保有しています。株主の視点で特徴を解説するので、ぜひ参考にしてください。

インフォマート|企業間DX推進・利益の大幅上方修正

インフォマートは、企業間取引のDX化を推進するリーディングカンパニー。特に飲食業界のBtoBにおいて強みを持っています。

2025年1月には、24年12月期の業績予想を大幅に上方修正。通期決算でも営業利益は前年比44.6%%増、経常利益は87.8%増となりました。

好調の要因は、主力のFOOD事業が新規利用増や値上げ効果で伸長したこと。さらに、サーバーのクラウド移行によるコスト削減も利益を押し上げました。

25年の通期も、売上高24.7%増、営業利益91.6%増と大幅な増収増益を予想。飲食業でのノウハウを武器に、他業種への横展開も軌道に乗りつつあります。長らく赤字だったES事業も黒字化の見込みで、全社利益への貢献が期待されます。アナリストも強気評価を継続中です。

参照:IRニュース|株式会社インフォマート


ソースネクスト|子会社ポケトーク米国で上場へ

ソースネクストは、翻訳機「ポケトーク」を柱に成長を続ける企業。2025年には子会社ポケトークのNASDAQ上場を計画しています。(※)実現すれば親会社のソースネクストの株価は3倍近くに上昇する可能性もあります。

ポケトークに関しては、特に米国での販売が好調で、2025年3月期第3四半期の部門売上高は前年同期比96.8%増で着地。多言語ニーズのある米国では、学校や公的機関に加え、医療現場でも専用端末の需要が拡大しています。そうした公共スペースでの販売に必要な認証を取得している点も強みです。

さらに、富士ソフト、松竹など複数企業から累計108.8億円の出資を受けており、その将来性も高く評価されています。足元ではコスト増で赤字ですが、今後の展開に期待が持てる企業です。

参照:IRリリース一覧|ソースネクスト企業サイト


gumi|WEB3への展望・BTC購入でS高2連発

gumiはモバイルゲーム開発・運営とWeb3事業を展開する企業。2025年4月期第2四半期決算では、営業利益1億7900万円と黒字転換しました。主な要因は不採算ゲームの開発中止や、ブロックチェーン事業の好調さにあります。

今後、注目すべきは、同社主体のトークンプロジェクト「OSHI3」や、関連技術の暗号資産「Sui」です。さらに、2025年2月には10億円相当のビットコイン購入を決議し、株価は2日連続ストップ高を記録しています。

gumiはモバイルゲーム事業の立て直しと、Web3事業の成長により業績回復の道を歩んでいます。今後、モバイルゲーム「ジョジョの奇妙な冒険」のリリースも控えており、目が離せない企業です。

参照:IRトップページ | 株式会社gumi


日本M&Aセンター|業界再編後の大本命・国策銘柄

日本M&Aセンターホールディングスは、中小企業のM&A仲介で国内最大手の存在。後継者不足が深刻化する日本において、同社の役割はますます重要性を増しています。

2025年には団塊世代の大量引退が予測され、後継者不在率は55%に迫る見込みです。同社は全国の会計事務所や金融機関と強固なネットワークを構築済み。内閣府の「地域創生」の後押しも受け、M&A需要拡大も見込まれます。

業界の自主規制強化など課題もありますが、13.5兆円とも試算される潜在市場は大きな魅力です。全体の流れとしても、信頼性の高い大手企業への集約が進むと見られ、同社には追い風となるでしょう。

配当利回りも4.83%と高く、インカムゲインも十分に見込めます。国策銘柄としての中長期的な成長に大いに期待できる企業です。

参照:IR情報|日本M&Aセンターホールディングス


LINEヤフー|ソフトバンク傘下・売上収益が過去最高

LINEヤフーは、「LINE」「Yahoo! JAPAN」「PayPay」を展開する国内最大級のインターネット企業。2025年3月期第3四半期決算では、PayPay連携強化などにより、売上収益が過去最高を記録しました。特に、アカウント広告は前年同期比19.6%増、PayPay連結取扱高も23.4%増と急成長。

同社は現在、東証の上場維持基準(流通株式比率)に抵触しており、改善に向けた計画を打ち出しています。この流れで、2026年3月期からの5年間累計の総還元性向を70%以上とする方針です。

万が一、上場廃止となった場合でも、親会社ソフトバンクによるTOB(株式公開買い付け)実施の可能性が考えられます。その際はプレミアムを付けた価格での買い取りも期待できるでしょう。

参照:IR情報 | LINEヤフー株式会社


株式投資の銘柄選びのヒント|2025年以降のトレンド

株式投資の銘柄を選ぶヒントに、2025年から先へ向けたトレンドを解説します。

  • トランプ関税|円高・円安どちらにも対応する銘柄

  • DX ITの本格化|業務や暮らしの効率化

  • WEB3の始動|新しいWEBの在り方と新サービス

上記のトレンドを参考にすれば、これから何に投資すべきかのヒントが得られます。ぜひ、今買うべき株の銘柄を選定してください。

トランプ関税|円高・円安どちらにも対応する銘柄

2025年以降の株式投資では、トランプ大統領の政策、特に「関税」が重要なキーワードになります。現状、トランプ氏は各国首脳へ「相互関税」を示唆して階段を進めています。実現すれば世界的なインフレ加速、米国の利下げ中断、そして円安継続というシナリオに進むでしょう。

状況は流動的で、従来の円高・ドル安の流れに歯止めがかかる可能性も考えられます。こうした不確実な状況下では、為替変動の影響を受けにくい内需型の成長企業への投資が有効な選択肢となり得ます。

具体的には、情報・通信業やサービス業といった分野が有力な選択肢です。これらの業界は国内消費に支えられやすく、為替変動の影響を受けにくい特性があります。

DX ITの本格化|業務や暮らしの効率化

2025年以降、企業や社会のDX化はさらに加速すると予想されます。AI、IoT、クラウドコンピューティングなど、技術革新が業務プロセスを自動化し、生産性の大幅な向上が期待されます。

紙から電子媒体、移動しなくても遂行できる業務のスキーム。定型業務の自動化、AIによるデータ分析、情報共有の効率化など、新たな価値が生み出される流れは止められません。こうしたDXを推進するサービスを提供する企業は、今後の成長が見込まれます。

生活や働き方を大きく変えるDX関連銘柄は、中長期的な視点で注目すべき投資テーマと言えるでしょう。

WEB3・ブロックチェーン|新しいWEBの在り方

Web3とブロックチェーン技術は、インターネットの新たな形を創り出すと期待されています。Web3は特定のプラットフォームに依存しない、分散型のWebを目指す考え方です。

Web3を支える基盤技術が、改ざん耐性を持つブロックチェーン。暗号資産だけでなく「NFT」「DeFi」など、さまざまな分野で活用が広がっています。(※)

Web3関連企業は成長の初期段階にあり、将来的に大きなリターンを生む可能性があります。こうした新技術は為替や従来の経済動向に左右されにくく、投資価値の高い選択肢といえるでしょう。

(※)NFT:デジタルコンテンツの所有権証明
(※)DeFi:分散型金融

株式投資の銘柄選び|中小型株でよくあるQ&A

株式投資におけるよくある質問を取り上げます。

  • Q1:今からの投資で避けるべき業種は?

  • Q2:中小型株投資で損しない投資法は?

投資の世界で勝ち抜いて資産を増やすために、ぜひ知っておきたい内容です。
これから投資する際には、必ず念頭に入れておきましょう。

Q1:今からの投資で避けるべき業種は?

為替の影響を受けやすい銘柄はおすすめできません。

これからは紆余曲折ありながらも、大きな流れとしては円高(140円想定)に向かう流れです。輸出やインバウンドに依存する銘柄はリスクが大きいと考えられます。

また、少し前に流行ったEV関連の銘柄も避けておくべきです。2025年からは脱炭素の流れが止まり、EVは減速の流れが避けられません。テスラに代表される電気自動車は、自動運転技術で生き残れる可能性も考えられます。

しかしながら、車載電池がメインの企業は低迷すると考えられるため、避けておくべきでしょう。

 H3 Q2:中小型株投資で損しない投資法は?

投資先の企業が発表する決算は常にチェックしてください。

チャートでは5日、25日、75日の移動平均線と出来高を必ず確認しましょう。IRは常に調べるクセを付け、決算短信と決算説明書を連続して把握するべきです。

どのような流れで、現在に至っているのか。活動の方針にブレがなく、市場から好感される動きになっているかを確認してください。

また、損切りするタイミングを決めて、該当したら躊躇なく逃げましょう。

まとめ:株式投資の銘柄選び・投資妙味は中小型銘柄にある

2025年の株式投資の銘柄選びは、米国の政策、為替変動、インフレなどを考慮する必要があります。不確実な要素が多い状況下では、成長性の高い中小型株が有望な選択肢です。

本記事では、DX、Web3などのトレンドを捉え、将来の視界が明るい5銘柄を紹介しました。また、トランプ関税、DX、Web3といった、2025年以降の投資環境を読み解くヒントも解説しています。

結論としては、バリュー銘柄よりも伸びしろのある中小型株への投資がおすすめ。大きなリターンを狙いやすい中小型株投資で、資産形成を加速させませんか?


免責事項:本レポートは、公開情報に基づく分析です。投資勧誘が目的ではありません。投資判断は、ご自身の責任でお願いします。


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