なぜ社労士試験を受けようと思ったか
北海道在住のコンサポ登山社労士のkakbockです。
私は、令和3年度の社会保険労務士試験に合格しました。
令和2年度の試験を受験したのが初めてだったので、2回目での合格でした。
現在、開業準備中というか、開業前に出来ることを模索しているところです。
そして、試験勉強中や合格直後には考えていなかった、「どんな社会保険労務士になりたいか」、「自分は社会保険労務士になって何をしたいのか」を日々考えております。
今後を考えるための振り返りとして、そもそも自分がなぜ社労士試験を受けようと思ったかを書き留めておこうと思います。
背景
私が社労士試験の受験を決めたのは、令和2年の夏頃でした。
私は、大学卒業後、国家公務員試験(当時のⅡ種)に合格し国家公務員になりました。
その後、途中から団体職員(半分公務員)となり、その時点で23年のほぼ公務員の職歴がありました。
定年が60歳で、その後希望すれば再雇用(給料はガクッと下がる)となり65歳まではおそらく働くことができる状況でした。
今考えると、令和元年頃は、将来について何も考えていなかったと思います。
諸先輩方が、定年後に給料が下がっても再雇用職員となり65歳で職場を去っていくのが普通と思っておりました。
なので、自分も漠然と、年金支給開始のぎりぎり65歳までは、今の職場で働くだろうなと考えていました(書いてて思いましたが他人事ですね・・)。
きっかけ①「職務内容」
これまでの公務員等の職歴で、3年ごとに部署移動がありますが、ほとんどが総務系業務か人事系業務で、人事系業務では労務管理関係(勤怠管理等),労働基準監督署対応(就業規則、労使協定、労災等),懲戒処分関係,労働組合対応、研修運営,勤務評価などを広く浅く従事しておりました。
例えば、団体職員となった後は労働基準法が適用されることになるため、労働基準法を調べたり、労働基準監督署に書類を提出しに行ったりということがあったので、
社労士の受験のきっかけは、このまま定年(+再雇用)まで、何も考えずに今の職場(特殊法人)で働き続けることに漠然とした不安があり、生きていくため65歳以降も働かなければならないため、何か資格があればその資格に関連した職場が見つかるだろうと(安易に)考えました。
きっかけ②「減酒(のちに断酒)」
私は23歳で国家公務員として就職してから、良い(?)先輩・同僚に恵まれていたため、毎日のように飲みに行っていました。
多いときは週5で、特に月曜日は飲みに行く確率が一番高かったです(土日に飲み会がなく、月曜日に先輩・同僚に会うと行きたくなっちゃったからです)。
その後いつからか忘れましたが、飲み会がなくても家で毎日お酒を飲むようになりました。
量はそれほど飲まなかったですが、一度飲み始めると眠くなっっちゃうので寝るまで飲み続けておりました(だいたいビール350ml×1本+焼酎1~2杯とか)。
色々ありまして、令和元年頃から、休肝日を作るようになり、週末だけ飲むようにして平日は飲まないことにして、少しずつお酒を飲むのを減らしていきました。
酔っていない時間が長かったので、色々考えるようになり、この頃に社労士受験を決めました。
ちなみに、令和2年6月28日から全くお酒を飲んでおらず、もう一生飲むことはありません。
きっかけ③「個人事業主への憧れ」
私は20年、公務員として働いてきました。
なので、勤務時間がきっちり決められており、時間的な自由も、職務上の自由もありません。
仕事以外に関わる人たち(例えば子供の幼稚園や学校の友達の親御さんとか)に、自分で商売をしている人も何人かおり、その方々の話がとても新鮮で、自分が知らない世界なので、色々教えてもらいました。
良い話しか覚えていないということもあると思いますが、自分で仕事をする時間を決めることができるというのが、すごくいいなと思いました。
深く考えずに、単純に良いなと思いました。
高い車に乗られてるとか、大きな家に住まれてるとか、収入が高いんだろうなとは思いましたが、そこはそれほど羨ましいとは思わず、時間的な自由度の部分が自分にはすごく響きました。
今はそんなに単純にうまくいくとは思いませんが、そこが自分にとってはすごく大きなメリットであるとは思っています。
おわりに
改めて、受験を決意したときのことを思い出しつつ、振り返ってみましたが、深くは考えていなかったなということと、社労士試験に合格して社労士として何をしたいのかをきちんと考えていなかったなと思いました。
まずは合格と思っていたので、合格後に「受かったけどどうしようか?」と思うことになります。
合格後の話はまた改めて書き留めたいと思います。